にほんご練習帳

思ったことや感じたことを文章に表現する訓練のためやってます。できるだけ毎日続けようと思ってます。

定食屋の価値

いつも行く食堂は、日替り定食がコーヒーもついて500円とかなりリーズナブルだ。

味はまあ普通で、ボリュームもあるとは言えないが、値段を考えると悪くないという程度。けれど店員のおばちゃん達が親しみと礼儀が適度な距離感で気持ちがいい。

 

しかもぼくはちょっとズレた時間にランチをとるので、だいたい席にも余裕があり、食後のコーヒーを飲みながら本を読むのがいい息抜きになる。

 

以前に通っていた定食屋は、味もおいしいしご飯味噌汁はお代わりし放題で500円と、かなりコスパに優れた店だったが、喫煙可でタバコくさいのと、店員が殺伐とした雰囲気で決して居心地がよいとは言えず、だんだん足が遠のいてしまった。

 

そう考えると、ぼくがランチに求めるのは、料理ではなくリラックスできる空間ということになる。

 

もちろん人によってニーズは異なるだろうけど、定食屋でも味や値段さえよければいいというわけでもないのは、いろんなサービスを考える上でも参考になるような気がする。

 

お父さんみたいになりたくない

西川美和監督の「永い言い訳」を観た。

 

その中で竹原ピストル演じる父親が息子に言われるセリフだ。

 

ぐさりと刺さった。たぶん世の中に存在するあらゆる言葉の中で、最も聞きたくないものの一つだろう。

 

これまでできるだけ子どもたちに胸を張れる自分でありたいとは思ってきた。

だけどやっぱり「そこを突かれたら痛い」というところだってたくさんある。

 

ある日そんなぼくのダメなところを息子に指摘されたとしたら。

「お父さんみたいになりたくないんだ」

腹も立つだろうし悲しいだろう。でも返す言葉は見つからない。

 

いつかそんな日はくるだろうか。

心の準備はできそうにない。

トイレにて

うちの会社のビルは、なぜかトイレから廊下の話し声がすごくよく聞こえる。

 

ちょっと内緒系の話をしたいときに、オフィスから廊下に出ることがあるのだが、その話は実はトイレから丸聞こえなのだ。

 

でも話をしている当人たちからすると、トイレにいる人の存在を気にするなんて思い至らない。

 

そんなわけで、さっきから女子社員二人がなんだか秘め事のような会話を夢中になってしているのが聞こえてきて、個室から出るに出られないのであった...

人との付き合いかた

最近、人にめぐまれてると思うことがよくある。

 

自分が慕っている人や信頼している人から、同じように思ってもらっていることを知る機会が何度かあり、大げさだけど、なんだか自分の生き方が間違ってなかったと言ってもらってるようで嬉しくなった。

 

特別仕事ができるわけでも、人付き合いが得意なわけでもないけど、できるだけ正面から誠実に向き合うように努力は続けていこう。

 

嘘つかない、言い訳しない、人を悪く言わない。

 

こうして定期的に書くことで、自分に言い聞かせていきたい。

電車内でのココロのつぶやき

やっぱり女性はトクだ。

ウトウトしてる隣の人が寄りかかってきても、女性というだけでそれほど悪い気がしない。

これがオッサン、いや若かろうが年寄りだろうが男というだけで地獄だ。あの不快感はいったいなんだ。

 

自分も寝てしまうと寄りかかってしまうタチだから、隣の人を地獄に落とさないためにいつも必死に眠気と戦っている。今がそうだ。寝てしまわないようにこんなくだらない文章を頑張って書いている。

 

ああ一度でいいからかわいい女の子になって何も気にせず寄りかかって眠ってみたい。。

備忘録:Niantic川島さん×Rhizomatics真鍋さん

お二人のトークセッションを聞く機会があった。
なんだかいろいろ心に響いたのでメモ。

二人とも、テクノロジーがヒト、人類の可能性をどのように広げていけるのか、そんな視点と志をもっている。

ビジネスの成功だとかなんとか、そんな次元とはまるっきり違う世界に生きている。
そして二人ともポジティブに未来と自分たちのチカラを信じている。そんな姿に感動した。自分もそうありたいと思った。

印象的だった言葉。
NianticのMissionは “Adventures on Foot”
・テクノロジーがもたらすものは”easy”であってはいけない。便利になることが人間の能力の退化を引き起こしつつある。
・これからは「カラダ」をHackすることに注目している。
・カラダの痛みにも理由がある。ただ痛み止めを飲めばいいというものではない。カラダがどうデザインされているのかを知る必要がある。
・たとえばダンスは太古から行われてきたこと。人間にとって根源的な効果があるものかもしれない。
ポケモンGOによって歩く行為を促したように、 毎朝30分ダンスをしたくなるような仕掛けができれば、世の中変わるかもしれない。
・(赤ちゃんの動きをモーションセンサーでデータ収集し、真鍋さんがその動きをしているCG動画を見せて)赤ちゃんがしていると普通なのに、大人がしていると面白い動きに見えるのはなぜか。そもそもこの赤ちゃんの動きはなぜこうなのか。
・「なぜ」という気持ち、好奇心がすべての原動力。

 

出世なんてしたくない自分を信じられなくなった件

ついこのまえ職場の人たちと飲んでいた時のこと。

 

間も無く定年を迎える、ある同僚が何気なく「お前も早く部長になってもらって云々...」と言った。

 

普段そんなに親しくもしていないその人に、酒の席とはいえそんなことを言われるのは意外だったのだけれど、それ以上に驚いたのは、言われてマンザラでもない気持ちになっている自分に対してだった。

 

ぼくは基本的に個人主義者だと思う。他人のすることにはあまり関心がない。

会社でも、自分のこだわりの領域では誰にも負けたくないし、それなりに勉強や努力をしているつもりだけれど、それ以外の業務に関してはほとんど興味がもてない。迷惑をかけないギリギリのあたりで適当にやっている。

 

だからプレイヤーとして輝きたいし認められたい気持ちは強いけれど、管理職なんてとてもじゃないが器じゃないし、まったく望んでいない。と、思っていた。

 

それなのに、飲み会で、定年間近で何の権限もない酔っ払った同僚に言われた「部長になって」の一言に、ムフフとなってしまった自分がそこにいたのである。

 

いったいこの気持ちは何なのだろう。

オレはほんとは出世を望んでいたのだろうか。

部長なんてなったらプレイヤーに専念できず、興味の湧かない仕事ばかり増えて、しかもさほど給料も上がらないという噂だ。

 

いいことなんて何もないと思えるが、じゃあ自分がなぜムフフとなったのか。あまり認めたくない心当たりがひとつだけある。

 

きっと「プライド」が満たされたのだ。

 

プレイヤーとして好きな仕事だけやっていたいなんていいながら、わかりやすく他人に認められたいという気持ちがどこかにあったのだろう。

 

冷静に考えたら、別にそのこと自体は悪いことでも不自然なことでもない。でも少なくともこれまでぼくは、権力や出世にこだわる人をどこか軽蔑していた。

 

自分だってそうなんだ。それは忘れないようにしておこう。