にほんご練習帳

思ったことや感じたことを文章に表現する訓練のためやってます。できるだけ毎日続けようと思ってます。

老害にならないための戒め

年をとってくると、だんだん「自分が正しい」 という思い込みが強くなり、 周囲へも主張を押しつけがちになってしまう。 普段からそうならないように気をつけているつもりでも、 結果的にそうなっていることはあるだろう。 なぜそうなるかというと「年をとる…

見せ算の件

昨年末のM1グランプリ決勝、 最終組であるさや香のネタが終わったとき、ぼくは一瞬「優勝はさや香かな」と思った。笑えるかどうかでいえば、前の2 組の方が圧倒的に笑えたのだが、同業である審査員の人たちは、 さや香のネタを評価するかもしれない、と思っ…

受験その2

長男の高校受験が近づいてきている。 我が家は基本的に、本人の志望校をそのまま尊重するスタンスなの だけど、かなり安全志向の彼は、自分のランクや点数からするとだいぶ余裕がある学校を志望しているので、 特にピリピリした雰囲気はない。 親として「も…

野球について語っておく

今さらながら、野球がおもしろい。 部活経験もなく、大人になってからたまに草野球をやっている程度なのだけど、我ながら年々バッティング能力が向上している気がする。(残念ながら守備は年齢とともにどんどん衰えてきている実感がある…) 生意気なことを言…

じゃあ、スーパードライのCMはどうすればよかったのか

ちょっと前の話になるが、 ラグビーワールドカップで日本代表が敗れた直後に、 アサヒビールが「敗退バージョン」のテレビCMを流したことが物 議をかもした。僕もテレビ中継を見ていたので、 リアルタイムでこのCMを目にして「これはないな」 という印象をも…

拝啓、西武ライオンズ球団社長様

スポーツ新聞などの記事によると、西武ホールディングスの株主総会で、ライオンズの高橋光と今井の長髪について「見苦しい。スポーツ選手としてどうかと思う。球団から注意できないものか」という発言があったという。 たった一人の株主が発した意見を、さも…

「他人事」の大事さ

自分的に大発明をしたので備忘としてメモをしておく。 糸井重里さんの、「不登校」についてのインタビュー記事を読んでいたときのことだ。 「学校に行っていないことなんて、第三者から見たら『へえ、そうなんだ』くらいのこと」、つまり全然大した問題では…

ChatGPTについてぼんやり思ったことの備忘

・たとえば論文などの課題作成に使わないように、 ということだけれど、そもそもAIで代替できてしまうような課題 をやることに、どういう意味があるのだろうか。 ・小学生の子どもが、スマホや電卓があるこの時代に、3ケタ×3 ケタのかけ算を筆算でできるよう…

受験

我が家の長男は4月から中学3年生。いよいよ受験生である。 といっても、彼には「少しでも上の学校を目指してがんばる」 という気持ちはないようだ。いまの自分の成績から考えて、 安全圏と思われる高校に行ければよいという感じである。 中でも、部活の仲良…

嫌われる勇気

ほぼ日で連載中の糸井さんと古賀さんの対談に刺激されて、自分なりの考えをまとめておきたくなったので。 高校生を前に「勇気」について語る内容で、随所に古賀さんの「嫌われる勇気」でも扱われたアドラーの言葉が紹介されるなどして、温かく興味深い対談だ…

大事そうでない思い出

ほぼ日「今日のダーリン」に糸井さんがこんなことを書いていた。 -------- これまでけっこう長く生きてきて、ずうっと忘れていない 「大事そうでない」思い出というものがあるのだ。 じぶんの「年表」には書くわけがないようなことで、 親しい友だちと、そう…

笑の懺悔

インターネットがうまれ、コミュニケーションが電話から一気にメール・テキスト文化に変わっていったのは20代くらいだったと思うのだけれど、その頃からぼくはなぜか「文章に(笑)を書かない」ということを、かたくなに自分に課していた。 (笑)はほんとう…

正月休み最終日。あらためて心に刻む。

明日から仕事始め。アイドリングも兼ねて会社のPCを開きメールチェックなどをした。 ついでに会社の掲示板を見ると、社員の訃報が載っていた。年末に亡くなっていたらしい。その事実と日付だけが記されていた。ぼくの1歳下だ。部署は違うが仕事で何度かお世…

子どもへの願望

子どもがゲームばかりやっているとイライラしてしまうのはなんでだろう。 元気に走り回っているのを見ると嬉しくなるのはなんでだろう。 で、ふと思った。 もしかすると、人間に限らずどんな動物の親でも同じなんじゃないだろうか。 自分の子どもが、これか…

屋久島旅行の備忘

夏休みど真ん中でも21時にもなれば、 車はほとんど走っておらず道は真っ暗。 スーパーは20時まで。閉店間際は食べ物の棚は空っぽ。 アブや蚊はたくましい。虫よけも効いているのかいないのか。 これだけ有名な場所でありながら、 観光客向けに最適化された環…

読書感想文「黒牢城」(2021年 米澤穂信)

米澤穂信の小説はこれが初めてだったけれど、 まず文体が好みだったからのめり込んで面白く読めた。 実はこの前に、別の著者で、 こちらもとても評判が良い時代小説を読んでいたのだけど、 合わなくて途中で挫折していた。 ぼくはどちらかというと抑制がきい…

東京

出張で東京にきている。 正確にいえば、東京からさらに2時間ほど電車に揺られて到着する埼玉の外れが仕事の目的地だ。 久しぶりに首都圏でこれだけ長い時間電車に乗って、あらためて思ったのは「よくこんなに人が住んでるな〜」ということである。 普段ぼく…

腰と網棚

何をかくそう(というほどのことではない)ぼくは腰痛持ちだ。ある程度年をとると、誰もが何かしらカラダの不調をなぜか自慢げに語るようになるものだけど、ぼくは腰痛を語ることにかけてはそこそこ自信がある。 ということで腰痛にまつわる最近のちょっとし…

戦争

ふだんぼんやりと思っていた考えが、現実を前にしていかに薄っぺらい理想論だったかというのを、思い知らされている。 たとえば、ロシアの侵攻、ウクライナが一方的に攻め込まれていることに対して、他国が一切派兵せず見殺しにしているのはけっこうショック…

やりがいとか、生きがいとか。

誰かに求められること、それが感じられることっていうのが、生きがいを生むのだと思う。 ちょっとしたことに感謝されたりしただけで、驚くほど自分のエネルギーが湧いてくることがある。それは相手が家族だったり、会社の人だったり、ペットということもある…

犬のこと。

ぼくは犬好きだ。と書くと猫のことはそうでもない人のように感じられるかもしれないが、実家では犬も猫も飼っていたから、そのかわいさや魅力もよくわかっている。 ただとにかく犬を思う気持ちが大きすぎるのだ。なぜ犬がそんなに好きなのか、ちょっと考えて…

不憫な息子への感情

4年生の次男が学校から帰ってくるなり、友だちと約束したから公園に行くと言う。 今日は朝から風が強く不安定な天気で、晴れ間が見えたと思ったら一瞬にして吹雪になったり。 彼らも学校で「放課後に遊ぼう」と約束したものの、後に外が吹雪いてきたからやっ…

「リアル」ということについて考えてみる

連続ドラマで、最初のシーズンは面白く観ていてもだんだんと興味がなくなるものがある。また好きだった作家の小説でも、近年の小説はどれも今ひとつと感じてしまうことがある。 そのほか映画やマンガも含め、登場人物がいてストーリーが展開されるものに関し…

「子どもの夢」に向き合う覚悟はあるか

年末年始、親戚で集まっていたときのこと。 子どもたちどうしの会話がたまたま聞こえてきた。 うちの4年生の次男に、同学年のいとこが質問している。 「将来の夢あるの?」 「…うん。マンガ家」 初耳だった。 うちの子どもは二人とも、あまりそういうことを…

ガストについての備忘

久しぶりにガストに行ったら、いろいろと新鮮な驚きがあった。 仕事中に珍しく車で移動中だったので、 ロードサイドでランチを済ませることになり、そこでガストを選んだのは、駐車場が広くて停めやすい・行列とかなくすぐに入れる、という理由だった。 これ…

悩む40代

確か40歳のことを指して不惑と呼ぶ言葉が存在していたような気がするのだが、勘違いだったろうか... ぼくの40代は惑いに惑っている。 仕事はそれなりに経験を積み、ある程度のことはこなせるようなった。無理に何かを押し付けられることも減り、自分の得意分…

子どもの成長を感じるとき☆中1編

噂には聞いていたが、こんなに突然来るとは… 4月から中学生となった長男は、当初こそブカブカの制服を着て、小学生の面影残る無邪気な笑顔も見せていた。家でも今まで通り次男とたわむれ、一緒にゲームをし、同じマンガを読んで笑いあっていた。 それが、で…

フェアでありたい

「ひと」とのコミュニケーションで、 ぼく自身が性格としてこだわってしまうことがあって、 たとえば自分に対して丁寧に接してくれるひとには、こちらも同じかそれ以上に対応しようという気になるし、逆にぞんざいな扱いをされてしまうと、ぼくも適当に返し…

すごいひと

最近、よく仕事で一緒になる同僚に、 とても勉強させてもらっている。 彼はぼくより3歳くらい年長なだけだけれど、 業界での輝かしい実績もあり、 社内でも確固たる地位を築いている。 で、打ち合わせなどに同席すると、 その評判も実績も納得するしかないの…

宝島の竹槍広告について考えたこと

いちおう広告の仕事に関わる一人として、 今回の件はとても興味深い。 自分なりの考えも整理しておこうと思う。 まず、否定と肯定、 どちらの意見が優勢なのかはぼく自身はよく知らない。 前提として、 いまどき新聞紙面で広告を目にする人は少ないだろうか…