にほんご練習帳

思ったことや感じたことを文章に表現する訓練のためやってます。できるだけ毎日続けようと思ってます。

「子どものため」と言うけれど・・・

ここではできるだけポジティブなことを書きたいと思っているのですが、今日はどうしても気になることを記しておきたいと思いました。

 

清原さんについて、いろんな報道がされていますが、一番聞き苦しいのは「彼の子どもを裏切った」「子どものために罪を償え」というような記事やコメントです。


もちろん彼らのは単なるポジショントークであり、軽い気持ちで言っているのでしょう。でも同じく息子2人をもつ親としては、子どもに同情したように見せかけた発言を聞いているとうんざりします。
子どもたちの気持ちを最優先に考えるなら、報道をしないことが一番よいに決まっているからです。


今回のことが過剰に報道されることで、一番傷つくのは本人ではなく、家族だということはマスコミ側ももう少し自覚をもってもいいんじゃないかと。

彼らも商売なので、面白おかしく騒ぎ立てるのは仕方ない面もありますが、それならせめて、「子どもが・・」と偽善者ぶって語るのだけはやめてほしいのです。


今回は直接的には誰も被害者のいない事件で、凶悪性もなく、執行猶予は確実とされています。
社会的意義を考えるなら、世間から抹殺するのではなく、判決が出た後に、清原さん本人にいかに薬物が怖いものかを語ってもらう場をつくり報道することの方が、よほど意味があるように思います。


昔から相変わらずと言ってしまえばそれまでですが、「話題性」を高めようとするあまり、「事件の重大性」までインフレさせて騒ぎ立てるやり口は、そろそろ何とかならないかな~と空しく考えてしまいました。