街角のクリエイティブというサイトで、「エンタメ新党」という映画評論コラムがあります。
田中泰延さんという方が書いているのですが、これが本当に深く、熱く、何より読んでて面白く、いつも更新を楽しみにしています。
「バクマン」の回では、自分が観たときの感動・興奮が、このコラムを読むことで脳内再生され、ますますあの映画への愛が強くなりました。
そんなエンタメ新党の新作は「オデッセイ」。
先日ぼくもうっかり感想文を書いてしまった映画です。
もちろん比べるべくもないのはわかりきった話ですが、どんな視点で、どんな表現であの映画を語るのか、とても興味深く読みました。
・・・本当に素晴らしいです。
あの映画を「コメディ」ととらえ、原作やサントラから紐解き解説。日本版の宣伝や編集へのダメだしなど、じ
つに様々な視点から褒めたたたえ、突っ込みを入れる。そしてちょこちょこ差し込まれる笑いどころ。こんなに長いのに飽きさせることがありません。
ぼく自身は、この映画の原作や音楽の背景への理解が乏しかったからか、この映画を観終わって少し物足りなさを感じたのは、先日書いた通りです。
でも映画の好き嫌いは個人の好みとして、このコラムのように人をひきつけながら自分の感想を語れる技術、視点の持ち方は、とてもマネはできないまでも、最高のお手本として参考にしていきたいです。