こんにちは
「かっこう」って歌がありますよね。
「ソ・ミ ソ・ミ レドレド〜♪」というあれです。
一年生の息子が、鍵盤ハーモニカで弾けるようになったらしく、今朝得意げに歌っていました。
それを聞きながら妻と、なぜか「かっこう」だけは歌詞よりもドレミで覚えてるな~なんて話になり、弾きやすい曲だから楽器の入門にむいてるんだろうね、という会話をしました。
そのときにふと思ったのですが、世界中に無数にある音楽・童謡から、教科書用として1年生が弾くのに適した曲を選ぶのって、けっこう大変な作業ですよね。
そして音楽に限らず教科書づくり(またはその改訂)というのはすべて、膨大な材料の中から「何を載せるか/載せないか」を検討する途方もない作業だよな〜との思いに至りました。
昔からよく教科書の内容については、教育的・政治的な意味合いからも批判が出ることがあります。もちろん適切でない内容もたくさんあると思います。
けれどそもそもが選択肢が無数にある作業です。詳しい事情はまったく知りませんが、「完ぺきなもの」なんてあり得ないんだろうな、という想像がつきます。
少なくとも自分にはそんなものを作れる自信はありません。
教科書編集に関しては、出来の悪い点を叩くばかりではなく、たまには苦労やこだわり、Good Jobにも目を向け、携わる人を称えることがあってもいいんじゃないかなと思いました。
世の中にはほかにも、ふだんの仕事ぶりには陽があたらず、ミスや瑕疵があったときだけ叩かれる仕事はたくさんあります。
「あって当たり前」と思いがちなものでも、それを提供してくれる人のすごさや有難みに気づく視点をもっていたいと思います。