こんにちは
以前にシーズン1を観終わったところで、あまりに凄惨な暴力描写にやや引き気味だったのですが、やはりどうしても続きが気になるためシーズン2に突入しました。
いまは3が終了したところです。
結果、もう止められません。
めちゃくちゃ面白いです。
この作品の醍醐味は、登場人物一人ひとりが邪悪さも慈悲深さも併せ持ちながら、それぞれのやり方で玉座を目指していく人物描写の巧みさにある気がします。
そこには完全な正義も悪も存在しません。
また、ヒーローや敵役という概念もありません。
全員が主役であり、全員が敵です。
普段映画やドラマを見ているときの習慣で、無意識のうちに特定の登場人物に肩入れして観ていると、いきなり死にます。
まさかのこの人が、というキャラクターでも死にます。この物語に誰一人安泰な人間はいないのです。
反対に、初めのうちは大層憎たらしい奴と思って観ていても、折にふれ人間味のある振る舞いを目にすることで、少しずつ見る目が変わってきます。
とにかく観る者に油断を許さない物語です。
こんなに予想を裏切られ展開が読めないドラマはなかなかありません。
ここまできての感想としては、やはり評判に違わぬ、観て損はない作品ということです。
ただし相変わらず、凄惨な描写だけは慣れません...
何度か、明らかにこの作品の影響と思えるひどい夢を見たことに懲りて、最近はやばそうは場面ではそっと目を閉じて直視しないようにしています。
まさかこんなオッサンになって、テレビ画面を、しかもフィクションの作品で直視できない場面があるとは...
いろんな意味において、恐るべしな作品であります。