こんにちは
好きな作家というのは、ある意味「文章が自分に合う作家」ともいえます。
ことばづかい、比喩表現、ところどころにちりばめたちょっとしたギャグまで、すんなりと頭に入ってきて、じわりと心に染み入ります。
対して「合わない作家」というのも存在します。
どんなに売れている本でも、ストーリー展開が評価されている本でも、数行読んでみて「合わないな」と感じると、もうそこから先は内容が頭に入ってきません。
ぼくが「合わない」と感じる作家の多くは、「倒置法」「体言止め」を多用するタイプ。格好よくドラマチックな印象を出そうとしているのか、など、読んでいていろいろ余計なことを考えてしまいます。一言でいえば「鼻につく」のです。
けれどふと気づきました。ぼく自身が文章を書く際によく「格好よく」「ドラマチックに」伝わるように、と意識していることが多いのです。
もちろんプロの作家と自分ではレベルがまったく異なりますが、それでも「合わない文章」には、どこか自分の文章を読み返したときに感じる恥ずかしさ、に似た感情を覚えるのかもしれません。
ここでブログを書き始めて約5か月(最近はサボり気味ですが)。いつか自分の書く文章を「これはいい!」と自賛できる日はくるのでしょうか。
先は長そうです。