にほんご練習帳

思ったことや感じたことを文章に表現する訓練のためやってます。できるだけ毎日続けようと思ってます。

逃げ場があることの大切さ

こんにちは


最近けっこう仕事がたてこんできています。

先日ある案件で取引先に打合せにいったら、資料が全然なっていないということで、先方の担当者にこっぴどく怒られ、2日後にやり直しなんてことがあったりして、てんやわんやです。


そのときは、資料そのものの不備もさることながら、営業担当の人に対して、日々の不満が積み重なり、今回の件がきっかけに爆発したという感じのようでした。


まあ取引先に怒られるなんてのはよくあることなのですが、今回の先方担当者はかなりの強烈キャラで、うちの営業担当に対して聞くに堪えないような言葉づかいで説教をしてたんです。


ぼくは今回初めて会ったのですが、なかなか有名な方のようで、他の会社にも彼に精神的に壊された人がたくさんいるとか。


で、その場に一緒にいて思ったこと。確かに言葉づかいはひどい。最悪です。でも言っていることは正しかったりするのです。誰よりもその仕事について真剣に考えていることが感じられます。だからこそ相手との温度差に腹が立つ。それで激しい口調で責め立てる。そんな印象です。


そしてまさにその「正しさ」こそが、相手の精神を壊す要因なんじゃないかと思いました。


言葉づかいが乱暴でも、言っていることがトンチンカンな場合、まだ逃げ場があります。まわりも営業担当に対して、「まああの人アタマおかしいから。大変だと思うけど適当に相手するしかないよね~」なんてフォローが可能です。


でもその人の場合、言っていることがすべて正論、ぐうの音もでないことばかり。そうすると営業担当に対して、ぼくら身内も「そりゃ言い方の問題はあるけど、確かにうちの方が悪いよね」(=営業担当なにやってんだ)という空気になってきちゃうのです。


そうなると営業担当は追い詰められます。本人も「自分の責任」という気持ちもあるでしょう。会社対会社の付き合いとしては通常考えられないような罵声・暴言を浴びながら、身内にも同情されない。誰にもグチれない。
これはけっこうヤバい状況だと思いました。



というわけで、ぼく自身もその営業担当の仕事の仕方に言いたいことはいろいろあるものの、そこはグッとこらえて、できるだけ味方の立場に徹していたいと思っています。
(頭ではそんなキレイごとを思っていても、実際いろいろ難しいんですけどね・・・)


会社や仕事は利益のため。成果がすべてではあるものの、それよりも優先されるのは、やっぱり人生であり、幸せだと思います。


いくら正しい内容でも、必要以上に責め立てる言葉は紛れもなく暴力。
仕事で人生を壊されることがないように、できるだけまわりで守り合い、助け合っていく。そんなことも、会社という組織に属することのメリットになっていくといいなと思います。