にほんご練習帳

思ったことや感じたことを文章に表現する訓練のためやってます。できるだけ毎日続けようと思ってます。

読書感想文「嫌われる勇気」

自分の欠点はたくさんある。


自分に甘い、すぐサボる、面倒くさがり。だから仕事でもストイックに妥協せず取り組む、ということができない。ついこんなもんでいいか、となる。


まだある。初対面の相手が苦手。人と仲良くなるには時間がかかる。そもそも仲良くなれる人が少ない。


でも、そんな自分のことが嫌いではない。いや、もっとはっきり言おう。ぼくは自分が好きである。

最初に挙げた欠点の倍くらい、自分のいいところが思いついてしまうのだ。


だいたいみんなそんなもんだと思っていた。

誰だって欠点はそれほど気にせず、いいところを自己満足して生きていると。


でもこの「嫌われる勇気」がベストセラーになるということは、もしかすると、そうではないのかもしれない。

「自分が好き」と思うことに、それなりの努力を要する人も多いのかもしれない。


どちらにしても、人生を幸せに送るためには、「自分を肯定する」ことが大きなカギになるように感じた。


そしてもうひとつ、「他人は他人」と割り切り、あまりその目を気にすることなく生きる。これまたぼくのモットー...というほど立派なものではなく、単なる生まれ持った性分なのだが、本にもある通り、人間関係をずいぶん楽にしてくれると実感している。


この本を読んで、目からウロコ、というよりは、「うんうん、そうだよな」という納得感が強かった自分は、幸運なのかもしれない。


自分を肯定できるように愛情を注いでくれた両親に感謝したい。

次は自分が子どもたちを目一杯愛してやりたい。


そんなことをあらためて思わせてくれた本だった。