自分の好みが変わったのか、それとも相手が変わったのか・・・
あんなに愛してやまなかったウォーキング・デッドへの想いが、薄れつつあります。
その兆候はシーズン6の後半あたりから。なんだかやたらに恐怖ばかり煽る展開にやや食傷気味でした。
そしてシーズン7の初回。あまりにも惨いシーン。一度は完全に心が離れました。
しかし今後の見ごたえある復讐劇の布石かもしれない。そのためにはあのシーンも必要だったのかもしれない。
そう思い直し観つづけていたのに、繰り広げられるのは退屈な小話ばかり。最後に少しだけ盛り上げてシーズン7は終了してしまいました。
前にこのシリーズについて激賞するブログを書いたとき、ぼくは「ショックと安堵のさじ加減が絶妙で、クセになる」と記しています。
その流れで語るとすれば、このシーズン7は、「ショック」の面ばかりどんどん過激になり、「安堵感」がほとんどない。たまにあったとしても、その描き方が極めて雑です。
だから疲れてくるのです。
そしてこの手の作品は設定が現実離れしているからこそ、細かいところにリアリティが欲しいところ。それなのに、目の前に敵がいるのにグズグズして撃たないとか、反対に、どう考えても絶体絶命のところを適当な乱闘で切り抜けてしまうとか。すっかり三流ドラマな感じなのです。
世の中的にどう評価されているのかはわかりませんが、ぼくの中ではもう「お気に入り」から外れつつあります。スリルやストーリーの面白さ、ディテールのリアリティでは「ゲームオブスローンズ」「ナルコス」「ホームランド」などの圧勝です。
あんなに好きだったドラマが、このままつまらなくなってしまうのは寂しいですが。
う~ん、とりあえずニーガンがいなくなるまでは、きっとこんな調子なんでしょうね。残念です。