にほんご練習帳

思ったことや感じたことを文章に表現する訓練のためやってます。できるだけ毎日続けようと思ってます。

「ネット」との付き合い方

世の中に「ぜったい」ということはそうそうない。これまでの人生経験から、なんとなく感じている。きっと、だいたいの人はそうだと思う。


 

だかテレビでもネットでもよく見かける、なにかを型にはめた「言い切り型」の記事は、「まゆつば」なものも多いはずだ。それが嘘でなくても、自分の主張したいことだけを取り上げ、そうでないことは意図的に見えないようにする、ということもあるだろう。

2つの対立した言い分がある場合、ある程度両方を客観的に見て、自分なりの判断をする必要があると思う。


 

なんだけど、ツイッターやネットのニュースでは、「見るか見ないか」は自分の指しだい。気が付けば、「自分の考えにあうもの」ばかりクリックしてしまっている。そうでないことが書いてありそうな記事は、タイトルだけみて「読む価値なし」と読み飛ばす。そうなると、だんだんと考えが偏ってくる。場合によっては、ふつうの人から見たら明らかにデマに入る類のものでさえ、信じ込んでしまうかもしれない。

 


自分の中でおさまっていればまだいい。「自分の考え」に合う記事はシェアしたくなるのが人情というもの。そうして「同じ考え」をもつ人たちの間にどんどん広がっていく。


 

そんな風にして、ネットでは正反対の意見を主張しあうグループがはげしく対立する構図ができてくるのだろう。どちらかに属する人にとっては、中立の「どちらの言い分もわかる」という人は、「敵」でしかない。

そういうのは、やっぱり疲れる。

面と向かって、いち人間として向き合えば、一人ひとりは「世の中に『ぜったい』はない」こともちゃんとわかっている、まともな人ばかりなんだと思う。


 

ついメールやラインで簡単にすませがちなことも、たまには面と向かって、表情を見ながら、相手の気持ちを思いやり会話をする、ということを大事にしていきたと思う。