うまくいかないことは、相手のせいにしたくなる。
誰でもそうだと思う。もちろんぼくだってそうだ。
もうすぐ40代に足をつっこむくらいに年をとると、なんとなく自分の積み重ねてきたことへの自信や自負がある。それなのにうまくいかないと、つい相手に原因を求めたくなってしまう。
でもそれだとやっぱり進歩がない。
そこを「待てよ」と思いとどまり、できるだけ謙虚に振り返ってみることを自分に言い聞かせている。
相手に伝わらなかったら、それは自分の説明が悪いのだ。
提案が採用されなかったら、相手が想定する的を射ていなかったのだ。
まず原因は自分にある。そう思うことは、精神状態にもとてもよい影響を与える。
自分のことは自分が努力すればよいだけなのだから。
コントロ―ルできない他人のことをあれやこれや考えて腹を立てても、それはストレスでしかない。
自己中心に考えることが、円滑な人間関係のきっかけになると思う。
「最近の若いやつは付き合いが悪い」となげく人たちも、いちど「自分に若いやつが付き合うだけの価値があるのか」と考えてみるとよいかもね。