3年生の長男が、二重跳びの練習をしていた。
まだ連続で最高4回しかできたことがないというので、お父さんが見本を見せてやろうとやってみた。
小学生の頃は体力が続く限り続けられた記憶がある。まあ何十年ぶりとはいえ、息子に感心してもらうくらいの回数は跳べるだろう。
ところが、40歳のカラダは想像以上に重かった。
何回やっても2回目で引っ掛かる。おかしい、こんなはずはないとムキになってくる。長男と交互にやってみる。5回までいった。ちょっと嬉しい。でもまだまだ。長男も5回まで跳べた。最高記録だと喜んでいる。だんだんアキレス腱のあたりが痛くなってきた。準備体操くらいしてからやっておけばよかった。でももう遅い。もうちょとやればコツを思い出すはずだ。そうこうするうちに11回まで跳べた。ちょっと物足りないが、最初よりは回数が伸びたことが嬉しかった。そしてもう体力の限界である。
そんなぼくを尻目に、長男は20回を超えた。すごくイキイキした表情をしている。
できなかったことが、頑張ってちょっとできるようになる。
大人になるとなかなか体験できないけれど、これは本当にうれしい。
子育てをしていると、子どものそういう場面に何度も立ち会うことができる。たまにそこ自分も張り合ってやってみるのがまた楽しい。
一度は通ってきたはずの道を、また新たな気持ちで辿ることができるのだ。
これはほんとにスペシャルな体験だと思う。
ただし今日はとんでもない筋肉痛に襲われている。何にでも代償はつきものである…