にほんご練習帳

思ったことや感じたことを文章に表現する訓練のためやってます。できるだけ毎日続けようと思ってます。

東京で見る広告に思うこと

東京から地方に転勤してもうすぐ4年になる。

 

今のところ満足している。

とにもかくにも通勤が楽だし、自分の収入では東京だと考えられない広さの戸建に住んで、休みの日にはキャンプや登山で子どもたちと遊びまくっている。

この先のことはわからないけど、現時点では東京から引っ越してよかった。

 

でも決して東京が嫌いなわけではなく、とても好きな街だ。

たまに出張で来るのを楽しみにしている。

 

最近東京に来ると思うことがある。

「広告」に溢れすぎていると感じる。

ふだん地方に住んでいるから、そのギャップでなおさらそう感じるというのもあるだろう。

でもそれだけではないように思う。

 

15年前に東京に出てきた時、有名タレントが出て、カッコいいデザインで、面白い場所に掲出されている広告にワクワクしたことを覚えている。

 

今ではそのほとんどが「ウソくさく」「うるさく」感じてしまう。

 

言うまでもなく、現代はみんなスマホに目を落とし、必要な情報はSNSで検索だ。

日々膨大な情報に触れる中で、企業からの一方的なメッセージはなかなか届かないし響かない。

 

だからこそ、企業はなおさら声を大きくして、叫び声をあげて、なんとか振り向いてもらおうとしているかのように見える。

地方から出てくると、それが過剰な演出、過剰なボリュームに感じてしまう。

 

もちろん、広告をやるからには少しでも目立とうとするのは当然のことだ。でも今の時代、なんとなく「こうじゃない」感がある。

 

どうすればよいかの答えが簡単に出てくるわけじゃないけれど、一回東京から離れたことで、同じ景色が違って見える。その感覚は大事にしたいなと思った。