今日、素敵な文章を読んだ。
古賀史健さんの「バナナとおじさん」
https://note.mu/fumiken/n/nca2b80e8f0c7
要約するとこんな感じ。
おじさんの「むかし話」は若者にとって鬱陶しいけれど、それは多くが苦労話だったり自慢話だったりするからかもしれない。
でも古賀さんはお父さんが語るバナナの話が好きだった。「昔はバナナが高級品で、はじめて食べたときはとびきりおいしかった」というような。
きっとその人にとって「うれしい話」や「感動した話」であれば、聞いている方も楽しい気持ちになるんじゃないだろうか。
できればうれしい気持ちを語るおじさんでありたい。
これはとても共感した。
ついつい昔話をしてしまうのは年を取ると避けられない。でも武勇伝や若い人へのダメ出しなんかじゃなくて、相手が新鮮に思えるような楽しい昔話だってあるはずだ。
ただでさえ若い人にとっては、年上の人間と話すのは気を遣うし言いたいことも言いにくいものだ。
ぼくだって会社の年上の人と飲みに行くのは本当に嫌いだったからよくわかる。
何歳であろうと、相手の気持ちを考えて会話をするのはコミュニケーションの基本だ。
自分が中年になった今、少しでも楽しんでもらえるように相手以上に気を遣って話そう、というくらいの心がけでちょうどいいのかもしれない。