先日はキャンプの魅力について考えてみたけれど、今日は登山について書いてみたい。
登山は2年前に突然目覚めて、ちょいちょい出かけるようになった。
きっかけは「君の名は。」である。
クライマックスで主人公の男の子が、女の子に会うために高原のようなところを歩くシーンがある。それを観ていてなんだか無性に「山に登りたい」と思ってしまった。
きっとそのくらい、あの映画の風景が美しく神秘的で、それでいてリアルだったのだろう。
ストーリーもさることながら、「こんな場所に自分も身を置きたい」と、もろに影響を受けてしまったのである。
帰り道にはもう、一緒に観た奥さんに「週末、山登りに行こう」ともちかけていた。
といっても当時子どもは2年生と年中で、山といっても限られる。
まずは近場の気軽なところに行ってみた。それでも十分にリフレッシュできた。
奥さんも子どもたちも楽しんでくれた。
翌年はもっとチャレンジした。
大人でも息があがるような山に、子どもたちもついてきた。
長男はもう体力でいえば大人と変わらないかそれ以上なのはわかっていたけど、ふだん甘えん坊の次男も頑張った。
山登りのよさ、それはもちろん自然に囲まれた気持ちよさ、すがすがしさというのはあるのだけど、同時にちょっとした「自分との勝負」に勝つ快感も大きいと思う。
ぼくの場合は、子どもが「勝つ」瞬間も目にすることができる。子どもがまた一つ成長の階段を上ったことを実感できる。それがさらに嬉しい。
思いのほか奥さんも乗り気で、次はどこの山に登るかあれこれ計画を立てている。
きっと彼女も同じような快感の虜になっているのだろう。
今年は登山⇒キャンプの合わせ技にも挑戦だ。
夏は楽しい。