ぼくには「何でも話せる友人」という有難い存在が男女数人いる。
もちろん実際は本当に「なんでも」というわけではなく、相手によって仕事や遊び、家族など自然に話題を選んでいるわけだけど。
たとえばある男の友人とは昔の恋愛話で盛り上がるし、別の女友達とは子育てや夫婦間の話題だ。
関心ある話題において共感ポイントが多く、かつ自分にとって新鮮な視点ももっている。そんな人とは話していて楽しい。
でもそれだけで「なんでも話せる」存在になるわけではない。もう一つ大事なポイントがある。
それは「口が堅い」こと。
第三者に話してもいいことか、そうでないのか、その辺の判断が信頼できる人かどうか。それはしばらく会話をしているとだいたいわかってくる。
「これは内緒なんだけど」なんてわざわざ言わなくても、この人は無駄に他言することはないだろう、という安心感がある人。それがぼくにとって「なんでも話せる友人」だ。
彼らはぼくにとって大きな心の支えだ。彼らと話していると、日頃気づかないうちに部屋の隅にたまった埃のようなストレスがすっきりキレイになるを感じる。
ぼくも相手にとってそんな存在であるといいなと思う。