コロコロ編集部の人の発言だと思うけれど、今日twitterで流れてきて、なんかゴツンと殴られたような衝撃を受けた。
曰く、「子ども向け」は大人の自分にとってもカッコいい、おもしろいと感じるものを「子どもにも伝えたい」とわかりやすく表現したもの。対して「子どもだまし」は、自分は面白いと思わないけど、子どもはこんなものが好きだろうと勝手に想像して作っているもの。だいたいそんな主旨だった。
ぼくは仕事でいろんな商品やサービスの広告コミュニケーションに関わらせてもらっているけれど、その中には当然自分がターゲットではないものも多い。そこで考える企画というのはつい「(自分はピンとこないけど)ターゲットの人たちはこういうのが好きなんだろう」というものになりがちだ。でもそれはまさに「子どもだまし」の思考だと気づかされた。
自分が面白い、考えていて楽しい、熱中できる。そんなアイデアを、どう料理してターゲットに受け入れられるものにするか、順番としてはそうあるべきなのだ。
「子ども向けと子どもだまし」これは肝に銘じ、何度でも思い返したい。