にほんご練習帳

思ったことや感じたことを文章に表現する訓練のためやってます。できるだけ毎日続けようと思ってます。

夢と仕事と

朝食のときにどういう話の流れか、大学では法律を勉強する学部に入ったけれど、そのうち法律よりも広告に興味がわいて広告の仕事を目指した、みたいなことをしゃべった。

すると次男が「じゃあお父さんはそのまま好きな仕事をしてるんだね」と言う。うんうんと思っていたら、いきなり「お父さんは学生のときは野球が好きじゃなかったの?」ときた。「いや、子どものころから大好きだよ」すると彼は「じゃあなんで野球選手を目指さなかったの?」


ウッと言葉に詰まってしまった。

どう答えるのが最善なのか、脳内フル回転。でもロクな説明ができなかった。


もちろん小学生の頃は夢をみていたけれど、結局小中と少年団や野球部のない田舎で育ち、高校はスポーツクラスがあるような強豪校。何の経験もない自分が入部するような選択肢はなかった。「夢」はいつの間にか夢でさえもなくなっていた、というのが実際のところだ。


でも子どもの目から見て、明らかにぼくが一番好きなのは野球で、じゃあなんで野球を仕事にしていないのか、そんな素直な発想だったのだと思う。


そうだよな。今でも確かにライオンズの試合を観て、草野球のために練習したり試合したり、野球ゲームしたり。そんな時間がめちゃくちゃ楽しい。そればかりじゃない。選手の成績を調べたり、たまにはブログに書いたり。野球に関わることには熱中してしまう。そりゃ子どもからしたら「この人そんなに好きなら仕事にすりゃいいのに」と思うだろう。


さすがにもうプロ野球選手を目指すのは厳しいかもしれない。でも細々とでも、何か野球にまつわることを仕事にできるように、トライしてみてもいいのかもしれないと思った。それが何なのかはまだわからないけど、今は「熱中できること」が仕事になりやすい良い時代だ。ぼくが仕事に熱中していたら、子どもたちだって将来が楽しみになるだろう。できるだけ楽しそうな背中を見せていきたい。