にほんご練習帳

思ったことや感じたことを文章に表現する訓練のためやってます。できるだけ毎日続けようと思ってます。

幸せであるために

ぼくはきっと世の中を動かすような起業家にはなれないし、大会社の社長にもなれない。サラリーマンとして成功して有名になることもない。もうこの年齢になればだいたいわかる。これからどんなに努力してもプロ野球選手になれないことと同じだ。


でも人生を諦めているとか、そういうことではない。「幸せ」かどうかは人それぞれに尺度があり、幸いにもぼくの尺度は出世や知名度にはなさそうだ。妻や子どもたちとできるだけ長く仲良く健康に暮らし、その生活を維持できる程度の収入があればよくて、つまり今の状況にある程度満足している。


ただしこれから先もずっと幸せが続くとは限らない。これまでの人生、ぼくはそれなりに「動いて」きた。もっとこんなことがしたい、と会社を辞めたこともあるし、ワーホリで外国にも行った。東京はそろそろいいかなと思えば、地方への転勤を願い出てなんとか実現できた。言ってみれば自分の選択の結果、今の状況があるわけで、そのことが幸福度を高めていると思える。


今は満足していることにもそのうち物足りなく感じたり、「もっとこんなことがしたい」という欲求が出てくる可能性もある。今だってないわけではないが、環境を変えて休みや収入が減る可能性があるから、それよりもまだ家族と楽しく過ごすことを優先したい気持ちが強い。それも「自分の選択」だ。


でも今後は「もっとこうしたい」気持ちが高まってくることもある。そのときは年齢を言い訳にせず「動く」ことを選択できる自分でありたい。