にほんご練習帳

思ったことや感じたことを文章に表現する訓練のためやってます。できるだけ毎日続けようと思ってます。

しみこむ言葉を書ける人

毎日うんと流れてくるtwitterのタイムラインの中でも、自分にとって、言葉がすうっとしみこむように受け入れられてしまう人がいる。その代表格は糸井重里さんだ。ほかにも、糸井さんと近い人たちでいえば、古賀さんや田中さん、燃え殻さんなどもそうだ。あとは佐々木俊尚さん、乙武さん、為末さん、ちょっとタイプは違うけれどホリエモンさんも入ってくる。ほかにもたくさんいるが、そんな「受け入れやすい」ことばを発する人たちは、そうでない人と何が違うんだろうか。


たぶん「褒められたい願望」がない、あるいは少ない人たちなんだろうと思う。ぼくみたいな凡人は自分の意見を公にするとき、どうしても「いいこと言ってる」とか「頭がいい」と思われたい気持ちから逃れられない。言ってる内容そのものは本心であっても、発せられるときにそういった「自己顕示欲」の衣をまとってしまう。そんな発言は、たぶん読んだ人からすると説教くさかったり上から目線に思えたりして、「受け入れにくい」ものになってしまうのだと思う。


でも先に上げたような人々は、もちろん天性のセンスという人もいるだろうけど、たぶんほとんどは、もう世間からの賞賛なんて必要としない、それだけの実績と自信がある人なのだろう。または自分にとって世間よりもっと価値のある人からの賞賛を得られる環境にある、ということだってあるかもしれない。


自分がこの先、その境地に辿りつけるとは思えないけれど、自分の思いを、できるだけピュアに、自己顕示欲の衣をまとわせずに書く、そんな練習は続けていきたいと思う。