1年生の次男は、何をするにも時間がかかる。ご飯を食べるのもそうだし、宿題をやるのもそうだ。本人はまったく気にするそぶりはない。ごはんだってよく噛んで食べているし、宿題は一文字一文字をとても丁寧に書いているから、時間がかかるのは当然だし、決して悪いことじゃない。
奥さんが担任の先生と面談したところ、学校でもそうらしい。なにかテーマを決めて作文を書いたり、工作したりするとき、まず何を書くか・作るかというところにすごく時間がかかる。手を動かしはじめてからも、自分が納得するものができるまで終われない。必然的に授業時間内ではとてもおさまらず、中休みや昼休みを使ってやっているそうだ。先生も急かせるつもりはないが、時間内で終わらせることもひとつのお勉強だよ、と言い聞かせているらしいが、本人は特に気にしていないようだ。
誰に似たか知らないが、素晴らしいと思った。
まわりを気にして、適当に妥協して時間内に帳尻をあわせて終わらせることを学ぶよりも、他のみんなが終わっていても気にせず、自分が納得するものができるまで頑張り続けられる精神力を持ち続ける方が、本人にとっては間違いなくプラスだろう。
幸い担任の先生はベテランだし優しく見守ってくれているようだからありがたい。できる限りそのマイペース力を保ち、磨き続けてほしいと思う。