きっと今しか感じることがない気持ちを経験している。いろいろ落ち着いたらきちんと整理して書きたい。そのための備忘メモとして。
余命を告知され、死が目前に近づいている人の恐怖は想像もつかない。自分だったらとても正気ではいられないだろう。これはどこまでいっても、同じ状況になった人にしかわからない感覚だと思う。
そして家族にとっても苦難の日々だ。愛する人が間もなくいなくなるという覚悟をしながら、でもそれがいつかわからない。だんだんと衰弱していくのを見守るしかない。少しでも長く生きてほしいけれど、もはや回復の見込みがない以上、塗炭の苦しみを味わったり、意識がない状態を迎えてしまっては、早く楽にしてあげたいという気持ちも芽生えてくる。
そしてできる限りのことをしてあげたいと思う気持ちは強いけれど、だんだんと心身ともに疲れてくることも避けられない事実である。