にほんご練習帳

思ったことや感じたことを文章に表現する訓練のためやってます。できるだけ毎日続けようと思ってます。

わくわくするサービスに必要なもの

うちの会社でもご多分にもれず、よく新規事業が立ち上がっている。でもあまりうまくいっている話を聞かない。いや、こんな他人事のように語っているが、ぼくも過去にはいくつかのものに関わったけれど、どれもパッとせず自身の力不足を痛感したものだ。


新しい事業にチャレンジすること自体は、この時代においては必要なことだと思う。ベースとなる収入が安定しているうちは、失敗も次の糧にできるなら無駄ではないだろう。でも、見ているとあまり糧になっている感じがしない。うちの会社の新規事業には、何か共通した「足りないもの」があるように思えていた。あの市場が伸びているから自社の強みを活かして参入しようとか、自社のサービス同士のシナジー効果を生んで効率的に運用できるとか、企画書上はもっともらしく筋が通っている。でもワクワクしない。自分が本心から「使ってみたい」とは思えないサービスばかり。メルカリやポケマルのようにキラリと光る事業と何が違うのか。


なんとなく頭の中を整理して辿りついた答えは、すべて発送の起点が「儲かりそう」というところに陥ってしまっているのではないかということ。もちろん事業である以上は収益性が求められる。でもその前に、なぜそれをうちの会社がやるべきなのか、そのサービスによって、社会にどんなポジティブな変化をもたらしたいのか、そんな「想い」がまずあるべきなんじゃないか。


言うのは易い。「想い」と「収益」を両立させるアイデアを産むこと、さらにそれを経営層に事業として認めてもらうハードルの高さは並大抵ではない。でもそこをクリアできるものには明るい未来が待っているのだろう。何より関わってる自分たちがとてもワクワクするはずだ。ぼくも外野で理屈を述べるのはこれくらいにして、考えよう。挑戦しよう。