にほんご練習帳

思ったことや感じたことを文章に表現する訓練のためやってます。できるだけ毎日続けようと思ってます。

サラリーマンとしての心得

社会人になって約20年。そのほとんどをサラリーマンとして過ごした中で、少しずつ思いを確かにしてきたことがある。


それは、職場の外で仕事や会社のグチをいつも言っているような人生は送りたくないということ。そのために心がけることが2つある。1つは、言いたくてもグッとこらえるということだ。一見、ストレスが溜まりそうに思えるが、そのときの感情にまかせて放言したあとに「つまらないグチを言ってしまった」と自己嫌悪することに比べるとだいぶマシである。

とはいえ「我慢する」というのはなかなか難しい。そこでもう1つの心がけが重要になってくる。それは「できるだけ本心にしたがう」ということ。そうすれば、そもそも発散しなければならない不満が少なくなる。上司に反論したいのに言えない、帰りたいけど誘いを断れず付き合ってしまうなど、本心を抑えて行動した結果、あとで激しく後悔する。若いころはそんなことを繰り返してきた。結果「誰それは人の話を聞けない」とか「飲み会がめんどくさくて最悪」とか、どんどん不満がたまっていく。そうなるとグチを我慢するのはかなり難しい。


本心にしたがうには「周囲の目」を気にしない勇気がいる。でも「周囲の目」は実は自分が勝手に意識している場合も多い。意見を言ったり、誘いを断ったりというのは、本人には思い切りがいるが、後になって誰も覚えていないというくらいのことだったりする。「その瞬間」さえ乗り越えることに慣れてしまえば、驚くほど楽になる。そのうち周囲からも「アイツはそういうヤツ」と見なしてもらえればさらに生きやすい世界が待っている。


でも人によっては、自分が我慢して周囲に合わせた方が楽、という人もいるだろう。もちろんそれでもいいと思う。ぼくにとっては「我慢しない方が楽」というだけの話だ。

ぼくは自分の価値観を大切にしたいという意識が強い。だからこそ、家族や友人も含め、他の人にまで価値観を押し付けてしまうことがないように気をつけたい。