にほんご練習帳

思ったことや感じたことを文章に表現する訓練のためやってます。できるだけ毎日続けようと思ってます。

炎上案件への向き合い方

こんにちは


九州の震災は大変なことになっています。
ぼくの両親も福岡に2人で住んでいるので、この後どのようになっていくのか、とても心配です。

そんな中で関西テレビの中継車が、ガソリンスタンドで被災者が待つ中で割り込みをしたとの目撃ツイートをきっかけに大炎上。今日正式に謝罪コメントが出されていました。


これはひどい話です。
しかもその場で注意されたにも関わらず、無視して走り去ったとのこと。


一般人のツイートから、マスコミ関係者の横暴が暴かれ、今後の改善につながっていくのであればとても意義深い出来事だと思います。


ただぼくがちょっとだけ気になったのは、この手の告発→炎上→謝罪コースのニュースは、最近よく目にしますが、そのほとんどが炎上の段階で「有罪」の雰囲気ができあがってしまうこと。そしてほぼ100%「告発した側」の意向に沿った結果がもたらされることです。


今回の関テレの件については、状況から言っておそらく何の弁解の余地もなさそうですし、まったく許されない行為だとぼくも思います。


けれど、先日の滋賀県議によるセンバツ出場校への暴言事件や、どこかの校長先生の「子どもは2人以上」発言などのネタはどうだったのでしょう。話題として持ち上がった時点で彼らは既に「悪者」でした。そして然る後に謝罪をしています。



ぼくにはその結末自体の是非はわかりません。詳しい経緯を知ったら、本当にどうしようもない人なのかもしれません。でもなんとなく感じた雰囲気としては、その発言が即座に「有罪」となり、本人の弁解はほとんどスルーされ、謝罪や辞任に追い込まれてしまったように見え、その過程がちょっと怖いなと思ってしまいました。


なぜそんな発言がなされたのか、もう少し「加害者」側の言い分もフェアに受け入れたうえで、それぞれがどう思うのかを考える空気が生まれても良いんじゃないか、という気がします。


WEB、特にSNSは世の中を動かすパワーがあります。これまではマスコミだけが持っていた発信力を、誰もが持てるようになったことは素晴らしいと思います。
でも一方で、今後もし賢い人が悪意をもって使うと、一気におかしな方向に導かれてしまう危険性だってあるかもしれません。


どんなニュースに接しても、まずは冷静に、そして想像力を働かせ、自分なりの視点で解釈してみることを心掛けていたいと思います。