こんにちは
今日たまたま、Number Webで阪神の金本監督の「器の大きさ」についての記事を読み、ふと思ったのは、ぼくはこれまで比較的上司に恵まれた社会人生活を送れてきたということです。
中にはまったくウマが合わず、毎日のように言い争いをした上司もいるにはいますが、それは例外で、基本的には概ねいい人でした。
その中でも能力・人間性ともに素敵だなと思える人が4~5人は思い出されます。「いい上司」の平均的な出現率がどの程度かよくわかりませんが、けっこう恵まれている方だと思います。
その人たち一人ひとりを思い浮かべると、性格・キャラクターはみなバラバラです。
そこに共通する、自分が「いい上司」と思えるポイントが何か考えてみると
・細かいことに口出ししない
・部下の失敗は自分が尻拭いする覚悟がある
の2点です。
言葉にするとありふれていますが、これはマネしようと思っても、意外と難しいと思うのです。
まず前提として、その上司たちはみな自身がとても仕事ができる人なのです。
それなのに、頼りない部下のやることに口出しせず任せるのは、とても強い忍耐力を必要とするはずです。
また自分自身もプレイヤーとして猛烈に忙しい中で、部下が起こすトラブルに冷静に対応し、必要であれば自分が頭を下げて回る。
これは実際に自分が「頼りない部下」として接した「いい上司」の振る舞いです。若いころの自分はその姿を見て「ああなりたい」と尊敬を覚えました。
そして自分が年をとり年下の社員が増えてくるにつれ、それがどれほど難しくすごいことなのか、だんだんと実感することができ、ますます当時の上司たちへの尊敬の念が募っています。
ぼくも少しでもそんな存在に近づければと思いますが、その前にまず「仕事ができる人になる」という前提からクリアしなければなりませんね。
道は遠いです・・・