にほんご練習帳

思ったことや感じたことを文章に表現する訓練のためやってます。できるだけ毎日続けようと思ってます。

「ナルコス」がヤバい

こんにちは

ここ数年海外ドラマにハマってまして、そのときどきのラインナップに応じてhuluやNetflix、dTVなどを渡り歩いています。それに加えAmazonプライムは年会費制なので常に観られる状態です。

9月からはNetflix。ここにはオリジナルドラマの火付け役「ハウス・オブ・カード」、そして「ナルコス」の超強力なコンテンツがあります。


ハウスオブカードも大好きですが、なんといっても「ナルコス」。ほんとに面白いです。


シーズン1の時点で、ぼくの中ではウォーキングデッド、ブレイキングバッド、ゲームオブスローンズと並び、4大お気に入りに認定です。


現在は待望のシーズン2を見ているところですが、相変わらずグイグイのめりこませてくれます。


実在したコロンビアの麻薬王パブロ・エスコバルと、それを追うアメリカDEAの捜査官を軸に進む物語ですが、とにかくパブロを演じるヴァグネル・モウラがすごい。

凶暴で残虐なパブロ、冷静かつ知的なパブロ、家族を誰よりも愛する心優しいパブロ、孤独を感じ苦悩するパブロ。とてつもない犯罪者であることは間違いないのですが、そんな彼も「一人の人間」であることがリアルに描かれています。観ているぼくらも共感できる感情・心情をヴァグネル・モウラが見事に表現してくれるのです。


もちろんストーリー展開も秀逸。様々な人間の思惑が交錯し、まったく先が読めません。
さらに音楽や映像もスタイリッシュでカッコいい。毎回同じオープニング映像も、観るたびに見入ってしまいます。すべてにおいてクオリティの高い、間違いなく最高峰のドラマシリーズです。


海外ドラマを見るようになって、だんだんと通常の映画が物足りなく思えるようになりました。特にアクションやサスペンスものに関して。

やはり2時間程度という枠の中では、ストーリーやキャラクターが単純化され、わかりやすい勧善懲悪の構図が描かれることになります。
それがどうにもつまらなく感じるのです。


ドラマでは、先にあげた4大お気に入りのものはどれも「何が正しくて何が悪いのか」「正義とは何か」、自分の中にあったステレオタイプな価値観を激しく揺さぶってきます。エンターテイメントとしての完成度の高さは言うまでもなく、観る前と観終わった後では人生観すら変わる、そんな力をもった作品たちです。


ナルコス、いったいどんな結末を迎えるのか。あー早く帰って続き見たい