こんにちは
ぼくは自分で新聞をとらなくなって、もうずいぶん経ちます。
会社に届くやつをパラパラめくることはあるけど、それも仕事でチェックしておく必要があるから。
もちろん新聞には、そこでしか読めない記事もたくさんある。でも一か月4000円近くの出費と釣り合うかと考えると、そのお金はほかに使いたい、というのが正直な気持ちです。
また普段からWEBで情報収集をしていると、新聞も絶対ではないところ、保身や偏りを感じてしまうことも多く、「記事の質」への信頼も少しずつ薄れてきています。
そんな新聞との関係ではありますが、ぼくがツイートを欠かさずチェックしている人に、朝日新聞の三浦英之記者がいます。
三浦さんの存在を知ったのがいつかもう忘れてしまいましたが、現在は主に、自衛隊が派遣されている南スーダンに関する情報を発信し続けています。
現地に入り込んで取材をし、政府が認めようとしないその危険性、そこで生活する人々の声など、まさに「他にはない」情報を伝えています。
でもぼくが三浦さんのツイートを読みたくなるのは、その「情報」が知りたいからではないのです。そう書くと語弊があるかもしれない。南スーダンの情勢にも関心がなくはない。でも一番は、三浦さんの綴る文章が好きだから、読みたくなります。
三浦さんが語ることで南スーダンに関心が湧く、という順番です。
Twitterということもあり、平易なことばで、一文一文は短く簡潔。でもその文章からは三浦さんの熱い気持ちがにじみ出ていて、こころが揺さぶられます。
綿密な取材に裏打ちされているからこそ出せる迫力、それを表現する文章力、そして本人の情熱。その三つが高い次元で合わさり生まれる記事は、まさに「他にない」ものです。
三浦さんのツイートを読むたび、「自分のやっている仕事の意義は何か」「誰の役に立っているのか」という焦りにも似た想いが生まれます。
自分の心をゆさぶり、刺激を与えてくれる三浦記者。これからも変わらぬ活躍と、身の安全を(こんなところで密かに)祈っていたいと思います。