にほんご練習帳

思ったことや感じたことを文章に表現する訓練のためやってます。できるだけ毎日続けようと思ってます。

「好き」という気持ち

以前、付き合っていた子に「『ほんとに好き』っていう気持ちが伝わってこない」と言われたことがある。

 

「ほんとに好きか?」と問われると、そのとき正直に言って、よくわからなくなった。

「好き」と「ほんとに好き」の差はどこにあるんだろう?

 

会っていないときでも彼女のことを考えるし、一緒にいたら楽しい。ずっと側にいたいと思う。だから「好き」なんだろうと思うけど、そんなことをいくら口で説明しても、彼女は納得してくれなかった。

 

ぼくは基本的に他人に対しては「嫌われたくない」という気持ちが先にくる。好意をもっている相手にはなおさらだ。深く踏み込んで「鬱陶しい」「面倒くさい人」と思われることがなにより嫌だ。だから彼女に対しても、一緒にいたいという気持ちと、負担に思われたくない気持ちがいつもせめぎ合っていた。

そんなスタンスが彼女にとっては物足りなかったんだと、今では思う。

 

「ほんとに好き」なら、理性よりも先にもっと気持ちを前面に出してほしい、そう思っていたのかもしれない。

でもぼくは彼女のことが大切に感じれば感じるほど、「嫌われたくない」気持ちが強くなるから、そこが噛み合うことはない。

 

「好き」ってなんだろう。

やっぱりよくわからない。