ここ数年、Netflixやhuluなどで観たことがないドラマや映画を探すことが多かったけれど、当然「期待外れ」も多い。
しばらく仕事が忙しくて心が荒んできた自覚があったので、「間違いなく」感動に浸れる効果を求めて、映画「ブラス!」を観た。
これはたぶん人生で最も多く観ている作品で、自前でDVDを持っている。
もう展開もすべて頭に入っているが、何度観ても泣ける。
というか、「次にこのシーンがくる」と思っただけで目頭が熱くなってくる。
数年振りに観たけれど、とにかく出演者の表情がいい。
名優ピート・ポスルスウェイト、若き日のユアン・マクレガーなど日本でもおなじみのキャストを含め、楽団員・炭鉱夫役の一人ひとりが、まるで実際の生活を垣間見ているかのように感じるほど、いきいきとリアルに演じている。
ひとたびDVDを再生すると、すぐに画面にひきこまれ、あっという間に終わってしまった。「ああ本当にこの映画が好きだ」と実感した。
そんなハズレなしの素晴らしさに味をしめて、このところはすっかり「お気に入りを観る」ウィークとなっている。
イル・ポスティーノ、レオン、ギター弾きの恋、ゴッドファーザー、ドラマ版モテキ、などなど。
新しく好きな作品に出会う嬉しさは格別だけど、名作をあらためて観るのも、とても充実した気分になれるとあらためて感じている。
この週末は、この10年の作品では好きなベスト2といえる「イントゥ・ザ・ワイルド」「バクマン」を観よう。