次男は一年生になるけど、なにかと「触れ合いたがり」である。
いまだに外を歩くときは手をつなぎたがる。
居間でテレビを観るときは膝の上に乗ってくるし、ソファで本を読んでいるときに横に座ると、すぐにぼくを背もたれに寄りかかってくる。まるで人懐っこいネコみたいだ。
そんな息子がかわいくて仕方がない。
まわりから見たらもしかすると「もうこんなに大きい子が」と思うかもしれないが、親からするといつまでも甘えん坊でいてほしい願望がある。
そして子どものあたたかい肌に触れると、なんだか元気が生まれる。心の底で自分の生命力みたいなものにポッと火が灯る感じがする。この子たちのためにがんばろうと前を向ける。
いつか、もう近いうちに次男も親離れをするだろう。そうなってもらわないと心配になるけど、できるだけ遅れてほしいとも思う。子どもに対する親ならではの矛盾した感情である。