素晴らしい試合だった。最後の最後までいけると思って観ていたし、どちらに転んでもおかしくなかったと思う。
試合終了直後はあまりの衝撃的な結末に茫然としてしまった。当人たちの悔しさは察するに余りある。でもにわかファンとしては「歴史が塗り替わる瞬間」を目撃するかもしれない、というものすごい興奮を味あわせてくれた日本代表に「感動をありがとう」と言いたい。
と、そこでふと思った。
負けてなお「良い試合だった」と満足感に浸れるのは、やはりぼくがにわかファンだからなのだろう。
30年来応援している西武ライオンズの試合であれば、どんなに接戦だろうと最後に負けてしまっては腹立たしさしか残らない。いつも「本気で」勝てると信じ、「本気で」勝利を願って観戦しているから、負けたら自分のことのように悔しいのだ。