にほんご練習帳

思ったことや感じたことを文章に表現する訓練のためやってます。できるだけ毎日続けようと思ってます。

西武ライオンズ、佳境

プロ野球ペナントレースはいよいよ最終コーナーに差しかかった。ここにきて2位ソフトバンクと3ゲーム差。そしてこの週末はその宿敵と3連戦である。


チーム状態でいえば、西武はどちらかといえば下降線である。大きな連敗こそしていないが、これまで走攻守すべてで高いパフォーマンスを見せていた外崎が離脱、キャプテンであり不動の3番セカンド、文字通り大黒柱の浅村が前の試合で初めてスタメンを外れるなど不安要素が山積みである。一方のソフトバンクは、もともとケガ人の多いシーズンだったが、ここにきて打の牧原・グラシアル、投のミランダ・大竹など新戦力が台頭し一気に勢いづいている。なかなかに分が悪い状況だ。


しかもチームに優勝経験者がほとんどいない。炭谷は10年前は細川の控えだったから、レギュラーでいえば栗山・中村の2人だけということになる。経験豊富なソフトバンクの猛烈な追い上げをうけ、若い選手達のプレッシャーは相当なものだと思う。

悪いことを考え出したらキリがないほどピンチである。


でもなんだか今年は大丈夫な気がする。まったくもって感覚論で恐縮だけれど、今年の西武は、セオリーが当てはまらない規格外なスケールの大きさを感じさせるのだ。不利な状況でも諦めずに大逆転を繰り返してきたチームの底力は、最終盤の苦しい連戦でもきっと発揮されるだろう。


10年も待ちに待ったリーグ優勝。あっけなく決まってしまうのはもったいない。ハラハラドキドキしながら、最後に最高の歓喜の瞬間を迎えたい。