にほんご練習帳

思ったことや感じたことを文章に表現する訓練のためやってます。できるだけ毎日続けようと思ってます。

「選手起用」という勝負に勝ったライオンズ

2位ソフトバンクとの天王山を3連勝と、この上ない形で終えた西武ライオンズ。初戦は浅村の3ラン、2戦目では金子の超美技、3戦目はリリーフ陣の踏ん張りなど、それぞれの試合にターニングポイントはあったけれど、この3連勝を呼び込んだもう一つ大きな要因があったと思う。それは14日楽天戦でエース菊池を立てたこと。もちろんローテーション通りではあったし、菊池とソフトバンクの相性の悪さというのもある。でも今季最大といってもいい山場のソフトバンク戦にエースを当てず、今季未勝利の郭、4勝の今井・ウルフに託すというのはなんとも不安だった。菊池でソフトバンクに負けるのならまだ諦めもつくが…というのが連戦前の心境だった。


しかし今振り返ってみると、やはり楽天戦を勝ってソフトバンクとの差を3.5ゲームに広げて勝負の3連戦を迎えることができたのが、非常に大きかったと思える。

その楽天戦でのヒーローインタビューでは山川がソフトバンク戦への意気込みを聞かれ、非常に緊張した表情だったのが印象に残っている。そのくらい選手にかかるプレッシャーは大きい中で「仮に3連敗してもまだ首位」という気持ちの余裕をもてたことが、天王山の3試合を目に見えない形で後押ししたことは間違いない。


残りは15試合。短いようでままだ先は長い。ソフトバンク日本ハムもこのまま引き下がるとは思えない。まだもう一山くるだろう。でも今年のチームはただ強いのではない。「勝負強い」のだ。そんな確信をもたせてくれた週末だった。