にほんご練習帳

思ったことや感じたことを文章に表現する訓練のためやってます。できるだけ毎日続けようと思ってます。

大学は行くべきか

最近ぼくのタイムライン上で、大学進学必要⇔不要論が飛び交っている。自分にとっても近い将来子どもたちに関わる問題だから、考えを整理しておきたいと思った。


まず自身のことから。世の中的には中の上程度の国立大学出身である。結論から言えば、大学には行っておいてよかった。在学中をもっと有意義にすごしておけばよかったという後悔はあるものの、とりあえず「肩書き」として機能した実感があるからだ。特に、会社を辞めてしばらくふらふらと放浪しまた就職試験を受ける、なんていうタイミングでは、やはり国立大卒という経歴が自分の評価を底上げしている感覚があった。


ということをふまえて、じゃあ子どもたちにはどんなアドバイスをするだろうか。


まず、この大学に行ってこれを学びたい、という目的意識がある場合はもちろん行けばよいと思う。


一方でもし大学に行くよりも、起業などやりたいことがあるのなら、そっちに挑戦してみるべきだ。そのあとで大学に通いたくなったら通えばいい。


でも一番可能性が高いのは、高校生のころのぼくのように、何がやりたいかもわからず、漠然と人生のモラトリアムとして進学を考えるということだろう。その場合はやはりできるだけランクが高い大学を目指しておいた方がよさそうだ。ものすごく才能と行動力にあふれた人物でない限り、「肩書き」はないよりはあった方が役に立つ。


とまあ主に「仕事」の目線では上記が現時点でのぼくの考えということになる。


でも当然人生を豊かにするのは「仕事」だけではない。ぼくが大学に行ったから今の奥さんと出会えたように、損得だけで測れるものでもない。一番大切なのは、どの選択肢であろうと本人が納得してその道に進むことだと思う。