にほんご練習帳

思ったことや感じたことを文章に表現する訓練のためやってます。できるだけ毎日続けようと思ってます。

嗚呼、埼玉西武ライオンズ

まる一日経った今でも興奮冷めやらず、わけのわからないタイトルになってしまった。。

 

首位西武と2位ソフトバンクの直接対決。結果は西武が土壇場での逆転勝ちで、大きく優勝に近づいた。選手や監督は感極まり、球場のファンは号泣、テレビで観ていたぼくさえも目頭が熱くなるほどの感動をもたらしてくれた劇的な一夜となった。


「感動」という気持ちは、その瞬間に出会うまでの逆境が大きければ大きいほど増幅されるものだと実感した。


8回2死から飛び出した逆転3ランで、劣勢をひっくり返したという試合展開はいかにもドラマチックだった。でもそこに至る過程こそが、感動をこれまでになく大きなものにしたのは間違いない。


度重なる主力選手の他球団への移籍。Bクラス転落など長年の成績不振。結果がともなわないと選手のプレーにも覇気がないと感じられてしまう悪循環。昨年こそAクラスに返り咲いたものの、優勝争いには一度もからめないままCSでも第一ステージで敗退。


2018年はそんな負の歴史を振り払う開幕からの快進撃。しかしそこに立ちはだかるソフトバンク。かつて宿敵と言われながら、ここ数年はまったく歯が立たないいわば天敵。西武はとうてい敵わない資金力や選手層の厚さ、過去に大逆転されてV逸した記憶。

今シーズンも終盤になり、どれだけ西武が勝っても負けじと連勝を続けて離れない底力を見せ、ファンとしては大いに不安を抱えたまま迎えた今回の3連戦だった。


昨日の秋山の3ラン、そして勝利は、そんないろんな逆境で押さえつけられ縮みに縮んだバネの重しがいっぺんに外れ、全力ではじけ飛んだ、そんな歓喜の爆発であったように思う。


これで優勝へのマジックは3。恐いソフトバンクとの差も7ゲームに開いた。とはいえ「決まる」まではまだ何も勝ち取っていない。今日は満を持してエース菊池雄星の登板だ。心の底から「西武ファンでよかった」と思える瞬間はもうすぐそこまできている。