にほんご練習帳

思ったことや感じたことを文章に表現する訓練のためやってます。できるだけ毎日続けようと思ってます。

胃カメラ初体験

人生初の胃カメラ体験。鼻からは負担が少ないと聞いてはいたが、やはり当日は緊張した。昨日も書いた通り「知らない」ことは怖い。この病院だけでも毎日何人もやっていることなのだから大丈夫、と自分に言い聞かせる。


事前に鼻やノドに麻酔をかけられるが、それがけっこう気持ち悪い。いよいよ診察室に通される。台に横になり、先生が来るのを待つ。


ふと気が付くと、指につけられた脈拍計からモニターに数値が表示され、そこからピッ、ピッ、ピッと音が出ているのだけど、そのリズムがやけに早い。あーオレは緊張してるんだな、しかもそれがまわりの看護師さんにもバレバレなんだと、なんだかちょっと恥ずかしい気持ちになった。そこで、よし、この脈拍音を鎮めてやろうと妙なやる気が出てきた。まずは大きく深呼吸。目を閉じて子どもの無邪気な笑顔を思い浮かべる。一気にピッ・・ピッ・・がゆっくりになり、音自体も低くなった。よーしいいぞと、今度は昔の彼女との楽しかったことなんかを思い浮かべる。完全にリラックス状態。ピッピッは低速安定である。脈拍計との勝負に勝った。もう大丈夫。気づいたら先生が来ていた。診察自体は、麻酔も効いたのか、覚悟していたほど辛くはない。なんとか落ち着いた体裁を保ったまま終えることができた。


緊張をほぐすのに、まさか脈拍計の音が役に立つとは思わなかった。結果も問題なく良かったし、一度経験したので次はそれほど怖くもないだろう。決して楽しくはないからできればあまりやりたくないのは確かだけど…