にほんご練習帳

思ったことや感じたことを文章に表現する訓練のためやってます。できるだけ毎日続けようと思ってます。

メガネと親ゴコロ

子どもは分身と言ったりする。子どもの痛みは我が事のように感じるとも言う。でも、そんなもんじゃない。自分のことよりも胸が痛むときだってある。

長男の視力が下がってきた。姿勢が悪いとか、ゲームだとか、毎日の生活の影響もないとはいえないだろうけど、同じように過ごしていてもずっと視力が落ちない子だっているから理不尽だ。

一緒に暮らしていても気が付かなかったけれど、学校の検査、その後の眼科の診察でも、もう待ったなしのメガネだという。

驚いたしショックだった。
試しに少し離れた文字を読ませてみても、ほんとに全然見えていない。
こんなになるまで気づいてあげられなかった自分にショックだし、こんなに見えないまま生活をしていた彼が可哀想で仕方がない。

そして今後のメガネ生活。
見えるようになるとはいえ、さぞかし不便の連続だろう。大好きな海やプール遊び、温泉などでは外さなければならない。そうすると見えにくいし心から楽しめないかもしれない。何より、普通のケガなんかと違って、今後は悪化こそすれ回復することはないだろう。そんなことを考えだすと不憫で胸が痛くなる。

この辛さ、自分の視力が落ちることの方がよっぽどマシである。

自分は幸いメガネとは無縁の生活をしてきたけれど、当然まわりにはいくらでもいる。コンタクトの人も合わせると、そっちの方が多いくらいだろう。普通すぎて、その苦労、ましてやその親の気持ちなど想像したこともなかった。


子どもをもつというのは、苦労・心労の連続だ。
その代わりに、人の痛みや苦しみへの理解力・想像力も2倍、3倍に成長させてくれるのだろう...