にほんご練習帳

思ったことや感じたことを文章に表現する訓練のためやってます。できるだけ毎日続けようと思ってます。

やってしまった...

昨日まで「今日が平成最後の日だと勘違いしてる人がいる」という話題を聞いて面白がっていた自分が、翌日には令和発表を聞いて「令和初日」なんて文を書いてしまった。。

 

令和初日の記録のつもりが、自分のアホさ加減を晒す記録になってしまった。

数年後これを見た自分に笑ってもらうために残しておこう

令和元年初日

まだ「れいわ」と打っても「0話」としか変換されないこの日に、とりあえず記録として何か書いておきたい。


今のぼくの状況。


ライオンズの開幕三連敗でかなりどんよりした月曜日を迎えている。

仕事がヒマだから、これから映画グリーンブックでも観に行こうと思っている。

昨晩はメルカリに出した本が2分で売れてびっくり。これから発送だ。

 

もうちょっとざっくりした状況では。


新車を購入した。納車が楽しみである。早く大きなクルマでキャンプに行きたい。今後はMaaSの進化で「所有」の概念もなくなり、新車を買うのは最後になるのかもしれない。


母親がこちらに引っ越してくることになりそうなので、早く部屋を探してあげなければ。少しでも前向きな楽しい気持ちで過ごせるようにサポートしてあげたい。


長男がスタディサプリを始めた。小学生もタブレットで遠隔授業を受ける時代だ。しかも月980円。


ぼくの平成は小6から41歳まで。小中高大学への進学、就職、ワーホリ、転職、結婚、子どもの誕生、親の死を経験した。けっこうテンコ盛りだ。令和ではどんな時代が待っているだろう。


元号自体には正直あまり興味がなく、できれば西暦に統一してほしい派だ。でもこうしていざ平成の終わりと令和の始まりということを意識すると、意外にもそれなりの感慨が生まれてきた。何かしらの区切りになるという意味では、元号があっても悪くないなあと感じた。

西武ライオンズ2019年シーズン開幕を前に

こんな気持ちは初めて。なんだか少女の告白のような書き出しになってしまったが、ほんとに初めてなので仕方がない。


具体的に言おう。チャンピオンのようなチャレンジャーのような、そのどちらでもないような。そんな心持ちは、過去30年以上の西武ファン歴においても経験がないのである。


昨年の優勝チームであることは紛れもない事実。しかし不動の3番セカンドにして打点王そしてキャプテンまで務めた浅村と、ローテーションの柱である菊池が抜けた穴が果てしなく大きいこともまた事実。解説者は口を揃えてソフトバンクの1強を予想し、西武はよくて対抗馬。そんな評価はファンからみても妥当と思える。


西武は、主力が移籍した次年度に好成績を収めていると言われる。けれど今回は「そうならなかった年」の方に当てはまると思う。ひとつは松坂大輔が移籍した翌2007年、チームは前年の2位から5位に沈んだ。この年は不正スカウト問題で糾弾された逆風も大きかったが、やはり絶対エースの存在はあまりにも大きかったことを思い知らされた。もうひとつは2012年オフの中島裕之の移籍。毎年ほぼフル出場を続けていた彼がひとり流出することは「3番打者」と「ショート」という攻守両面で2つの大きな穴が開いたことを意味した。同時に2つの穴を埋められる選手などそうはいない。必然的に守備力を優先すれば攻撃力は落ち、その逆もしかり。結局、以降の西武は源田の登場までレギュラーのショートが定まらず、長い低迷期に入ることになる。

そして浅村の流出で開いた穴は、中島に匹敵するものに思えるのだ。


ということで、今年の状況は非常に厳しいと感じる。


そんな長い前置きをしつつ、今年の成績予想を書いておきたい。


打者

金子侑 率275 本6  点38 盗55

源 田 率289 本2  点45 盗50

秋 山 率335 本28 点88 盗18

山 川 率303 本52 点122

 森  率316 本21 点79  

外 崎 率282 本28 点85 盗39

栗 山 率296 本12 点58 

中 村 率266 本38 点75

木 村 率271 本10 点42 盗25

メヒア 率281 本15 点38


投手

多和田 15勝10敗 防3.25

高橋光 12勝  8敗 防3.88

今 井 11勝  5敗 防3.05

松本航 10勝 6敗 防3.72

榎 田  8勝 8敗 防4.10

内 海  7勝 2敗 防3.56

ニール 13勝 6敗 防2.99


順位はもちろん優勝である。

秋山・山川・森のクリーンナップは12球団一の破壊力だし、更なる進化を遂げた外崎が見事に浅村の穴を埋め、もともと走守に定評のある金子・木村の打撃がレベルアップしレギュラーに定着、中村はアーティストとして復活と、攻撃・守備力は優勝した昨年をさらに上回る力があるはずだ。


投手力が弱いと言われるが、高橋光・今井は他球団でもエースになれるほどの素材。そのブレイクは今年である。昨年最多勝の多和田とルーキー松本を加えた若き4本柱は、これからの西武のシンボルとなるだろう。そして困ったときのベテラン、内海と榎田が要所でいい仕事をして先発陣を支えてくれるはずだ。地味に期待しているのがニール。オープン戦はパッとしなかったが、良い時のディクソンやメンドーサくらいの働きをしてくれると思っている。


そしてこの先発陣以上に重要かつ期待しているのが、リリーフ陣である。序盤は武隈が先発にまわるようだが、小川・野田・平井・増田・マーティン・ヒースの勝ちパターン6人衆は決して他球団にヒケをとらない。彼らが実力通りにやってくれれば勝ち試合を確実に拾っていける。その意味では、リードされた接戦でしっかり仕事ができる、6人衆に続くピッチャーの台頭を望みたい。候補は大石、伊藤、齊藤あたりになるだろう。


書いているとワクワクが止まらない。ディフェンディングチャンピオンでありながら伸び盛り。西武の歴史上でも例がないほどの魅力にあふれた2019年シーズン。楽しみしかない。

コスト感覚

ポイントカードはほとんど使うことがない。単にレジで出すのが面倒だから、の一言に尽きるのだけど、たとえば10%のポイントが貯まると言われればきっと出すようになるだろう。つまりぼくにとっては、Tポイントとかnanacoとかの現状の割り戻し率が「カードを常に財布に入れ、会計のたびに取り出す」という作業の対価としては見合わないということだ。


なんてそれらしいことを書いてみたけど、その行動が「対価と見合うか」みたいなことを普段から考えているわけではもちろんない。むしろまったくコスト的には見合わないことばかりやっている。たとえば毎週日曜日、近所のスーパーでは卵が108円の特売がある。開店時に目がけてそれを買いに行くのが奥さんから託されたぼくの役目だ。二つ買ったとしてもせいぜい100円くらいの得にしかならないものを、天気の悪い日は車に乗って行ったりする。たぶん頭のいい人がやる行動ではないだろう。でもそれでいいと思っている。なんでだろうと考えてみた。


たかだか数十円でも「安く買えた」という満足があるし、奥さんが別の機会に180円で買うことになれば「もったいないことをした」と悔やむ気持ちが芽生えるかもしれない。あと重要なのは、ぼくもそれなりに「家庭に貢献した」感をもてること。そんな感情面での「価値」が、この数十円のおトクにつまっている。


自分の理解の範疇から外れている行為を見ると、つい効率が悪いとかコスト感覚がないとか、上から目線で批評したくなることがある。でもハタから見たら何も考えてないように見える行動でも(実際に本人も無意識にやっていることでも)、その人なりにかならず「意味」があるんだと思う。そのことを忘れないでいたい。

カメラが写したもの

実家で大掃除をしていて、昔の写真が大量に出てきた。
両親と離れて暮らすようになってもう25年になるから、かなり久しぶりなものばかりで、すっかり手を止めて見入ってしまった。


父がご自慢のフィルムカメラで撮った写真がほとんどだから、写っているのは基本的に父以外の家族ばかり。だけどそんな幼い頃のぼくや姉、若き日の母の写真を見ていると、そこに紛れもなく父を感じた。


笑顔を向けているもの。なんだか変なポーズをとっているもの。ぼくらが気づいていないうちにこっそり撮った何気ない表情をしたもの。
「父が見たもの」がそこに写っていた。
そして、父がどんな気持ちで撮っていたのか、そんなことが手に取るように伝わってきた。


いつかぼくが撮った写真を見て、子どもたちも同じように感じるだろうか。

ワーホリ体験記(ホームステイ時期篇)

ケアンズでの生活の第一歩として語学学校に入ることは決めていた。さらに学校では2週間限定でホームステイ先も紹介してもらい、その間に生活拠点となるシェアハウスを探すことにした。

学校からの説明では、ホームステイ先にはすでにスイスとオーストリアからの留学生がふたり住んでいて、なんと19歳と20歳の女の子だという。家に到着するまでのあいだ、軽い胸の高鳴りを覚えていたことは否定できない。


果たして彼女たちは、とても健康そうな娘さんだった。どちらも体重はぼくの1.5倍はあるだろう。高鳴りは静かに収まった。
もっとも向こうは向こうで貧弱なアジア人の男には何の興味もなかっただろうけど。

 

とはいえ彼女たち、リサとバーバラはいつも明るく親切でそれなりに仲良く過ごしたし、ホストである中年女性ブレンダも含めた四人での共同生活は驚きの連続で、いま思えばなかなか面白かった。

 

いきなりの衝撃。なんとブレンダは菜食主義というのだ。ぼくらの食事にも肉が一切出てこない。これは辛かった。学校も学校だ。紹介するときに説明くらいしろよと恨んだがあとの祭り。まあ仮に事前に説明されていたとしても、当時のぼくは二人の若き乙女の存在に目が眩んでいたから、いずれにしても受け入れてたことだろう。

 

2つ目の衝撃。ぼくの部屋には椅子がない。ブレンダ愛用のバランスボールを椅子代わりに使えという。そもそも学生用の部屋は2つしかないところにぼくまで受け入れたらしい。ブレンダよ、たくさん稼ぎたいのはわかるが、さすがに雑すぎやしないだろうか。

 

3つ目。家事は分担。それに異論はない。食事後の食器をバーバラが洗いリサが拭いてぼくが棚にしまう。目を疑ったのはバーバラからリサに渡される食器が泡だらけだったこと。「すすぐ」プロセスが完全に存在しないのである。リサは当たり前のようにちゃちゃっと拭いてぼくに渡してくる。ヨーロッパやオーストラリアとは水資源の貴重さに対する感覚が違うのだろうか、なんて考えたりもしたが、それならせめて洗剤ももう少し控えめにしてほしいな。

 

またある日、洗濯物をぼくとリサで庭に干すことになった。彼女のものを含めて女性の下着がどんどん出てくる。なんだかぼくの方は気恥ずかしいのだがリサはまったくおかまいなし。モノに魂は宿らない欧米の物質主義のもとでは、カラダを離れた下着はただの布きれということだろうか。だとすると下着泥棒なんてものも存在しないのだろうか。世界は広い。


女性に囲まれた毎日で、癒やしの時間といえばブレンダの愛犬であるシーズーとの散歩だった。彼と近所の公園で遊ぶのは毎朝の日課で、わずか数日の付き合いとは思えないほど仲良くなった。

 

わずか2週間ではあるけれど、これぞカルチャーショックという出来事のオンパレードのなか過ぎていった日々だった。

 

ホームステイはやはり気疲れするし、また経験したいかと言われれば一度で十分という感じはする。

けれど、みんなでリビングで映画を観たり、天気のいい日に気持ちの良い空の下テラスで食事をしたり、ピクニックに行って池で泳いだり、そんな瞬間を思い返すと、それなりに「ファミリー」だったなと感じる。10ヶ月にわたるワーホリ生活のスタートを一緒に過ごしてくれた彼女たちを、愛おしく思い出すのだ。


オーストラリアで過ごした日々からもう16年が経つ。でもこうして書いていると次々に鮮やかな記憶が蘇る。ぼくが今のところ、これまでの人生に悔いがないと言い切れるのは、あの夢のように楽しかった10ヶ月を経験しているからだろう。そのくらい大きな出来事だった。


また気が向いたときに断片的に書き綴っていきたい。

リスペクトとは何か

彼らは「報じなかった」

そこにイチローに対する “Respect” が凝縮されていたのだと思う。


引退は数日前に正式に決まっていたという。その第一報を伝えるマリナーズtwitter画像がきちんと作りこまれていたことからも、準備ができていたことを感じさせた。でも日本にいる限り、その情報は漏れてこなかった。試合後の会見までのドタバタや手際の悪さを見ても、日本のマスコミはほとんど把握していなかったのだろう。


これだけの選手の引退ともなれば、事前に知っていた球団・MLB報道関係者の数は少なくないはずだ。それでも我先にとメディアが報じることはなく、試合終盤でのマリナーズ公式ツイートが第一報となった。


おそらく日本のマスコミではこうはいかないだろう。どこかの記者がかぎつけたら最後、「スクープ」と称して報道合戦が展開されていたはずだ。


でもアメリカのマスコミはそうならなかった。彼らは理解しているのだろう。きちんとシナリオに沿って、レジェンドの花道をつくることが彼に対するリスペクトだということ。同時に、ファンにとって一番価値があることは「引退」を正式発表の前に知ることなんかではなく、純粋にイチローのプレーを目に焼き付ける体験だということを。

 

テレビで「体験」したぼくにとっても、本当にいろんなことを考えさせられた一夜だった。

あのイチローでさえ、最後はどん詰まりのショートゴロで終わった。人生は失敗の方が多い。でもイチローは言った。他人と比較せず、自分だけを物差しに少しずつ努力を続けることだけが、後悔を生まない唯一の生き方だと。ぼくは何も成し遂げていないし、うまくいかないことだらけ。でも後悔しない生き方はできると思った。


とんでもない偉業を遂げたスーパースターでありながら、ぼくみたいな平凡な男にとっても生きる指針になる。イチローはやっぱりすごい。