にほんご練習帳

思ったことや感じたことを文章に表現する訓練のためやってます。できるだけ毎日続けようと思ってます。

老害にならないための戒め

年をとってくると、だんだん「自分が正しい」 という思い込みが強くなり、 周囲へも主張を押しつけがちになってしまう。 普段からそうならないように気をつけているつもりでも、 結果的にそうなっていることはあるだろう。

なぜそうなるかというと「年をとる=経験を重ねる」 ということでもあり、自分の中で「これが正解」 というのがある程度わかったつもりになっているからだ。加えて、自分より若い人=「 反対意見を言いにくい人」が増えているという環境の問題もある。だから、かなーり細心の注意を払っていないと自覚なく「 落とし穴」にはまっていることになるのだ。

 

そして「正解がわかったつもり」というのがこれまた厄介である。

当然ながら世の中のほとんどの物事において、 絶対の正解なんて存在しない。 それぞれの価値観や考え方によっても大きく変わることがある。

何度説明してもわかってもらえずに、同じことを繰り返したり、 同じ反論をしてくる相手に対して、つい「物分かりが悪い」 とイライラしてしまうことがあるけれど、 そんなときは一回立ち止まってみた方がいい。 物分かりが悪いのではなくて「意見が違う」 かもしれないのだ。相手からすると、 ぼくの意見に納得できないがうまく説明できないとか、 遠慮して言いにくいとか、そういう可能性があるのだ。

「伝わらない」「わかってもらえない」と感じたら、 憤慨する前に落ち着いて「 自分は相手のことをわかろうとしているのか」 と考えられる習慣を身に着けておきたい。

 

若いころの自分が、 今の自分を見ても失望しないような人間でありたいですね。