こんにちは
マエケンがデビュー戦で勝利&ホームラン。すごかったですね。
まだ始まったばかりですが、この後もケガなくいいシーズンを送ってもらいたいです。
ホームランを打ったときにとても印象的だったのは、味方ベンチの選手たちが大喜びしていたことです。
ゴンザレスやプイグも、自分が打ったとき以上に興奮し、マエケンを祝福しているように見えました。
ふだん野球を観ていて、応援している選手が放ったタイムリーやホームランに盛り上がることはよくありますが、その気持ちをさらに盛り上げてくれるのは、味方選手たちの喜びっぷりです。
ホームランが出た瞬間、味方ベンチ全員が両手をあげて総立ち、なんていうのは野球のテレビ観戦において一番好きなシーンといってもよいくらいです。
逆に、打った瞬間は「やったー!」と思っても、ベンチが意外に冷静だったりするのを見ると、その価値が少し色あせて思えるときがあります。
そう考えるとファンにとっては、「選手たちが本心ではどう思っているのか」ということが、自分の感情の拠り所になっている部分が少なからずあるように思います。
ぼくが特にそれを意識するのは「クライマックスシリーズ」です。
いくら制度とはいえ、ゲーム差を離された2位、3位チームにとってはモチベーションも上がらないんだろうな、と思う時もあります。
西武が出場するときでも、5割がやっとの成績で出てもな~なんてテンションが下がったりもします。
でもそこで選手が「クライマックスに出て優勝チームを倒したい」なんていうコメントを言ったりすると、「おぉ!そうか。頑張れ!!」と急に応援気分が盛り上がってくるのです。
そして実際に、CSでは毎年死力を尽くした好ゲームが続出しています。
敗れ去って涙する選手も少なくありません。
CSの時期には決まって、制度の不備や大リーグとの違いを指摘し、「フェアじゃない」「早くやめてほしい」という意見が多くなります。
たしかに「フェアじゃない」というのは同意します。
けれど個人的には「選手が本気でやってくれる限りは」ぜひ続けてほしいと思うのです。
野球観戦には、一つ一つのプレーの結果や勝敗以上に、選手たちの「本気の」喜び、怒り、悲しみを見られることに、大きな醍醐味があるのです。
マエケンのホームランに喜ぶドジャースのチームメイトを見て、改めてそれを感じました。