にほんご練習帳

思ったことや感じたことを文章に表現する訓練のためやってます。できるだけ毎日続けようと思ってます。

ネクタイ嫌い

ぼくはネクタイが嫌いだ。

もともと暑がりで汗っかきなのに加えて、体を締め付けられることが嫌で、ワイシャツを着ても袖のボタンは外しているし、指輪や時計もしてないくらいだ。

 

だからネクタイは仕事ではまず締めることはない。最後にしたのは子どもの入学式、その前は上司のお母さんが亡くなった葬儀のときだ。

 

ぼくは幸いそれほどうるさく言われる職場じゃないから、そんな風にしていられるけれど、選択の余地なくネクタイを締めざるをえない人も多くいるだろう。できるだけ世の中からそんな習慣が早く消え去ってほしいと心から願っている。

 

別にネクタイそのものを否定するつもりはない。オシャレとしてはアリだと思う。好きな人はしたらいいと思う。

 

だけどクールビズ期間になったとたんに一斉にみんな外しだす風景を眺めていると、やはり大多数の人はふだん「我慢して」付けているんだなあと思う。

 

「ネクタイはマナーだ」という人は少なからずいる。でもその人たちは、ちょっと意地悪く言うと、自分が我慢してネクタイを締めているのに、相手が我慢していないことに対して不快に感じる、ということなんじゃないだろうか。

自分が好きで、望んで選んだファッションなら、相手がどうだろうと気にならないはずだ。「マナー違反」と感じるというのは、自分もそのために「努力している」ということの裏返しだと思う。

いったいそんな「我慢比べ」に何の意味があるのだろうか。

 

クールビズはかなり浸透してきているし、いくつかの先進的な企業では「ジーパン勤務」などカジュアルな服装が始まっていると聞く。とてもいい流れだと思う。はやくそんな「決め事」としてではなく、誰もが自分の好きな快適なファッションで働けるようになってほしい。それだけでも仕事へのモチベーションが高まり、世の中の空気はだいぶ明るくなる気がする。