にほんご練習帳

思ったことや感じたことを文章に表現する訓練のためやってます。できるだけ毎日続けようと思ってます。

サラリーマン万歳説を唱えてみる

こんにちは


「サラリーマン」って最高ですよね?
って言う人、世の中にはあまりいませんよね?


どちらかというと、サラリーマンという言葉を聞いて連想するのは「やりたくもない仕事を上司に押し付けられて、疲れ果ててる可哀想なお父さん」といったイメージでしょうか。


「サラリーマンがよい」と口に出せば、「向上心のないダメ人間」というレッテルを貼られそうなほど、ネガティブにとらえる風潮が蔓延している気がします。



でもぼくは、可能な限りサラリーマンであり続けたい人間です。


よく「フリーランスになって良かったこと」という記事を目にしますが、ぼくも「サラリーマンでよかった」と思えることを、いくつか挙げてみたいと思います。



◆安定的に収入が入る

まずは何と言ってもこれですね。ぼくの父は自営業でしたし、まわりの友達にもフリーで仕事をしている人がいますが、毎月の収入が保証されていないというのは精神的に本当に大変そうです。


飛びぬけて優秀で仕事が押し寄せてくるという人や、家族もいないし好きなことをしていれば貧乏でも気になら
ない、という人ならよいですが、ぼくのように貧乏性だと絶えず「今月はまだ×円しか稼いでない、やばい・・・・」となってしまいそうです。なかなか耐え難いものがあります。



◆気兼ねなく休める

これも収入と連動した話かもしれません。今でもプライベートな時間を過ごしているときに、仕事に使えそうなアイディアを思いついてワクワクすることもありますが、それもあくまで純粋に「いい仕事をしたい」という気持ちから。


それがフリーとなると、ぼくは休日に子どもと遊んでいるときにも「どうすればもっと売上があがるか」と、
「お金」をベースにあれこれ考えてしまうことでしょう。気が休まる暇がないことが予想されます。



◆元手がなくても、リスクを負わなくても、(飛びぬけた才能がなくても、)やりたいことにチャレンジできる

この点もサラリーマンの大きな魅力です。

興味のある業界にもぐり込むことさえできれば、それなりに地道な努力を続けることで、やりたい仕事、面白い仕事にめぐり合う可能性が高まります。

自分がフリーだったらとても携われないような大きなプロジェクトにも、関わることができます。

そしてもし失敗したとしても、命まで取られることはないと、思い切ってやることができます。

これは決して無責任に取組むということではありませんが、もし「自分の会社」となれば、失敗が即会社の存続に関わってくるかもしれません。
その精神的プレッシャーは計り知れません。


そのスリルや成功したときのリターンの大きさが、自分で事業をやる醍醐味という人もいるのでしょうが、ぼくにはそんな度胸はありません。ある程度保証された身分の中で、やりがいのある仕事をやれる、それはとても幸せなことだと感じています。




と、ここまで書いてみたことは、当然ながら「ぼく自身」についての話です。

才能にあふれ、フリーとしてアグレッシブに活躍している方々を尊敬していますし、憧れる気持ちもあります。


フリーになれば、上記のサラリーマンとしての良さを軽く凌駕するような、すばらしい世界が広がっているかもしれません。


けれどぼくは今のところ、サラリーマンである自分に満足していますし、生活に幸せを感じています。


結局のところ一番重要なのは、サラリーマンであろうとなかろうと「自分の意思で選択した道」と胸を張って思えるかどうか、ではないでしょうか。


自分にはこれしかできない、と卑下するのではなく「今の自分にとってこれが最善」と思えるポジティブシンキングで、これからも生きていきたいと思います。