にほんご練習帳

思ったことや感じたことを文章に表現する訓練のためやってます。できるだけ毎日続けようと思ってます。

時が熟成させる人間関係

こんにちは

この前、新卒で入社した会社の人たちと飲む機会がありました。
ぼくはその会社は3年で辞めたので、人によっては15年ぶりくらいの再会でした。


当時も今と変わらず会社での付き合いみたいなことが苦手で、上司や先輩に飲みに誘われるのが憂鬱で、2回に1回は断るような感じでした。


別にその人たちのことが嫌いなわけではないのですが、やはりどこか気を遣うし、たまには指導や説教をうけたりするのも面倒くさいと思っていました。


ですが今回の飲み会はとても楽しかったし、そもそも誘いがきたときに「行きたい」と思えたのが、当時とはずいぶん違っています。


メンバーの中で自分が一番年下なのは変わらないのですが、みんなバラバラの会社ということもあり利害関係もないし、気が付けば昔話などをして純粋に楽しめる間柄になっていたようです。


ぼくはこれまで4つの職場を経験していますが、在籍している間は特に仲良くするわけでなくても、離れた立場になるとたまに会いたくなることがあって、不思議な気持ちになります。


昔の恋人が記憶の中でものすごい美人になっているように、過去の人間関係は悪いことが濾過され、よい記憶だけが上澄みのように残るのかもしれません。


お互いにそんな感じだから、たまに再開すると楽しく盛り上がれるということでしょうか。


そんな相手が増えるという意味では、転職を重ねることも悪いことではありませんね。

今さらテラスハウス

こんにちは


タイトルの通りなんですが、今さらハマってしまいまして。。


もともとNetflixで連日ハウスオブカードを観ていて、でも残業で帰りが遅くなったとき「今日は寝る前にサクッと軽いやつ観たいな〜」という気分から見始めたら、これがまあ面白い。


もちろん台本はないんでしょうが、とても展開が気になるんです。一回り以上も違う若い男女の恋愛模様を覗き見しながら、スタジオのメンバーたちと一緒に居酒屋トークをしている気分になれる。とても楽しいです。


生々しい会話やシーンを、カッコいい映像と音楽で包み、適度にリアル、適度に浮世離れした感じが絶妙です。


地上波でやっていた頃は観たことないので、Netflixと共同製作になって何かが変わったかどうかはわかりませんが、こんな面白い番組を企画し、番組にできるフジテレビはまだまだすごいな〜と感心してしまった次第です。

「電車で化粧みっともない」はカッコ悪い

こんにちは

東急電鉄のマナー広告が話題になってますね。
電車内で化粧をしている女性に、田舎から上京してきた設定の女の子が「みっともない」とつぶやくやつ。


広告への賛否が渦巻いているようですが、ぼくはどちらかというと「否定派」です。


なぜそう感じたのか、自分なりに簡単に整理しておきたいと思いました。


まず車内での化粧を「迷惑」「みっともない」と思うかどうかは、あくまでも主観の話であること。
ぼくも好きか嫌いかでいえば、好きではありません。でもそれは言ってみれば「車内で全員がスマホ見てる光景が気持ち悪い」とか、「車内でマンガ読んでるのがカッコ悪い」というのと同類の話です。そう思う人もいれば、思わない人もいる。そこが「歩きスマホは危険」とか「整列乗車を守らない」など、実際の「被害」がある行為とは決定的に異なります。声高に「みっともない」とまで罵られることではないでしょう。


もう一つは、「乗客目線」で語らせている広告であるということ。車内での化粧が、実際には誰に実害を及ぼすわけでもなく、それを「マナー違反」というのは東急電鉄の主観でしかないのに、あたかも「乗客みんなが思っている」という語り口にしているところに、ちょっと姑息な印象を受けます。


主観でもなんでも、やめてほしいと思っているなら、堂々と東急電鉄目線で語った方がまだ潔い。この広告はその点で、それこそ「みっともない」ものに見えます。


第三者目線、というやや逃げ腰のフレームを使いながら他者を痛烈に批判する、という東急の「姿勢」が、「電車で化粧はマナー違反」というメッセージ以上に反発を招く要因になってるんじゃないかな、というのが今回の広告に対するぼくなりの印象でした。

ぼくが人に怒らないたった一つの理由

こんにちは

ぼくはよく周りから「怒らない人」と言われます。
自分でも、確かにどちらかといえば怒らない方かな、という自覚はあります。


怒ってるけどその感情を表現していない、というわけではないんです。
そもそもあまり腹が立たないのです。


これまでもなんでそうなのか、というのを考えてきました。
楽観的だからとか、気が長いとか、いろんな言葉が思い浮かびますが、どれもしっくりきませんでした。


でも最近、確信に近い感覚があります。
たぶん「他人に関心がない」のです。
「ない」は言い過ぎかもしれませんが、「限りなく少ない」のです。


人が怒るとき、それは相手に伝えたいことがうまくわかってもらえないとか、自分のことを納得いかない解釈をされたとか、そこには常に「相手と自分」の関係が存在しています。


でもぼくは、そこで「どうでもいい」と思ってしまうのです。


相手にどう思われようが、あまり興味ないし、たとえば後輩が何か不手際をして「ここは厳しく言ってやった方が本人のためかな」と思っても、結局「まあいいか」となります。


つまり「優しさ」の正反対で、「冷たい」のです。


それを理解したのは、子どもに対する自分を振り返ったとき。

子どもには、しょっちゅう怒っていたのです。それは怒ってでも、自分が嫌われてでも、伝えたいことがあるから。


それに気づいたとき、「ああオレはつまり、子ども以外の人のことはどうでもいいんだ」「だから怒らないんだ」と理解しました。


冷たい人間であることが、いいことなのか、悪いことなのか、よくわかりません。
でも自分のそんな人間性はしっかりと自覚しながら、生きていきたいと思います。

「いつでも観られる」は「観ない」に等しい

こんにちは


ぼくは海外ドラマが好きなので、現在はamazonプライムビデオとNetflixに加入しています。

もうすぐhuluではウォーキングデッドの最新シーズンが開始されるので、そうなるとNetflixは一旦休止し、huluに移ることになります。


とろこで今は、ナルコスを観終わったので、前にシーズン2まで見ていたハウス・オブ・カードの続きに取り掛かっています。


昨日はなんとなくハウスオブカードの気分ではなかったので、何か軽いものでもと思い、テラスハウスの初回を様子見してみました。


結局20分くらい見て、続きはまた今度、と寝てしまったのですが、なかなか面白そうではありました。

で、ふと思ったのです。この「いつでも見られる」というのは、視聴者にとってはとても優れたメリットですが、製作側にとってはとてつもなく大きなハンデであると。


「いつでも見られる」というのはつまり、「今しか見られない」ものに比べ、それだけで優先順位が下がる運命にあります。


そして後回しになったものに対しては、少しずつ興味が薄れ、そのうち新作が現れてくるともはや視聴の再開は絶望的です。


よほど「面白く」「続きが気になる」の2点が高いレベルで揃ってない限り、huluやNetflixなどの動画サービスでシリーズをコンプリートさせることはできません。


これがテレビ番組であれば、毎週決まった曜日の決まった時間、という「習慣化」が可能です。たいていの人は、ある程度決まったリズムで生活しているので、一旦そのパターンにハマれば、多少惰性でも見続けてしまうときがあります。

もちろん今はHDRなどに録画が自由にできるので、昔と比べて厳しい環境ではあるでしょう。


それでもまだ動画サービスに比べると、恵まれているといえます。


ウォーキングデッドやゲームオブスローンズ、ブレイキングバッドなど、動画サービスでイッキ見してしまう極上のコンテンツの「観させる力」はすさまじいものがあります。これらも元々はテレビ向けに作られたものではありますが、製作側の「一瞬のよそ見も許さない」くらいの気迫と執念を感じます。日本のテレビ業界もそれに匹敵するクオリティになる日はくるでしょうか。

ゲームと子育ての悩ましい関係

こんにちは

うちの子どもたちはゲームが大好き。
かくいうぼくも好きです。

ポケモンGOもやるし、子どもたちが寝静まると、古いPSPを取り出してきて野球ゲームをやっています。

ゲームになぜあんなにハマってしまうのか。
それは「達成する快感」が得られるからでしょう。

そしておそらくその快感は中毒性があるのです。

スポーツが好きな人が、自分の記録更新や、ライバルチームとの対戦に熱中するのに似ているような気もします。


しかもゲームはスポーツと違い、とても手軽に快感を得ることができます。
スポーツは体力的に限界がきますが、ゲームはほぼ無限に続けることができます。


個人的には、ゲームで達成感を得たり、トライ&エラーを繰り返す過程を経験するのは子どもにとっても良いと思っています。


ただしゲームはどこまでいっても「作り手の手のひら」の上で遊んでいるにすぎません。

子どもには、ゲームもやりながら、ときには自分の体や体力を消耗させて感じる気持ちも経験してほしいし、自分の自由な発想を発散させる機会ももってほしいものです。

「ナルコス」がヤバい

こんにちは

ここ数年海外ドラマにハマってまして、そのときどきのラインナップに応じてhuluやNetflix、dTVなどを渡り歩いています。それに加えAmazonプライムは年会費制なので常に観られる状態です。

9月からはNetflix。ここにはオリジナルドラマの火付け役「ハウス・オブ・カード」、そして「ナルコス」の超強力なコンテンツがあります。


ハウスオブカードも大好きですが、なんといっても「ナルコス」。ほんとに面白いです。


シーズン1の時点で、ぼくの中ではウォーキングデッド、ブレイキングバッド、ゲームオブスローンズと並び、4大お気に入りに認定です。


現在は待望のシーズン2を見ているところですが、相変わらずグイグイのめりこませてくれます。


実在したコロンビアの麻薬王パブロ・エスコバルと、それを追うアメリカDEAの捜査官を軸に進む物語ですが、とにかくパブロを演じるヴァグネル・モウラがすごい。

凶暴で残虐なパブロ、冷静かつ知的なパブロ、家族を誰よりも愛する心優しいパブロ、孤独を感じ苦悩するパブロ。とてつもない犯罪者であることは間違いないのですが、そんな彼も「一人の人間」であることがリアルに描かれています。観ているぼくらも共感できる感情・心情をヴァグネル・モウラが見事に表現してくれるのです。


もちろんストーリー展開も秀逸。様々な人間の思惑が交錯し、まったく先が読めません。
さらに音楽や映像もスタイリッシュでカッコいい。毎回同じオープニング映像も、観るたびに見入ってしまいます。すべてにおいてクオリティの高い、間違いなく最高峰のドラマシリーズです。


海外ドラマを見るようになって、だんだんと通常の映画が物足りなく思えるようになりました。特にアクションやサスペンスものに関して。

やはり2時間程度という枠の中では、ストーリーやキャラクターが単純化され、わかりやすい勧善懲悪の構図が描かれることになります。
それがどうにもつまらなく感じるのです。


ドラマでは、先にあげた4大お気に入りのものはどれも「何が正しくて何が悪いのか」「正義とは何か」、自分の中にあったステレオタイプな価値観を激しく揺さぶってきます。エンターテイメントとしての完成度の高さは言うまでもなく、観る前と観終わった後では人生観すら変わる、そんな力をもった作品たちです。


ナルコス、いったいどんな結末を迎えるのか。あー早く帰って続き見たい