こんにちは
この夏の2大ヒット映画。
どちらも、だいぶ前に映画館で予告を観た段階では、それほど興味は湧きませんでした。
しかし、まずシン・コジラは試写会あたりからtwitterでのタイムラインでの盛り上がりがすごく、早々にこれは観るしかないという気持ちになりました。
一方の、君の名は。僕のタイムライン上での当初の盛り上がりはシン・ゴジラほどではなく(フォローしているのが中高年男性が中心なので当然ですね)、自分でも観に行くことはないだろうと思っていました。
それが、ひとり、またひとりと「良かった」という声が増えていき、しかもそれが途切れることなく増え続けてきて、僕の心もだんだんと揺さぶられていったところに糸井重里さんがコラムに書いたのがダメ押しとなり、鑑賞に至りました。
2つの映画はターゲットも異なるでしょうし、比べるようなものではないですが、両方に共通することとして、「ディテールのリアルさ」が印象に残りました。
どちらもストーリーは突拍子もないフィクションですが、「もしこんなことが起きたら、本当にこんな感じなんだろうな」と思わせるところが、面白さの根底にある気がしました。
シンゴジラのリアルさは至るところで語られている通りです。その後、元首相補佐官の寺田さんの原発事故時の手記などを読んで、さらに裏付けられた感じがしました。
君の名は。については、ちょっと男子目線ですが、確かに自分がある日かわいい女の子と入れ替わったら、確かにそうなるよな、というか、ほとんどの男は一度はそんな妄想をしたことがあるんじゃないか、というところまできちんと描かれていました。
そして女の子側の、それへの対策も「いかにもありそう」なところがまた面白い。
どちらも空想の世界でありながら、ものすごく共感できる点が、この2作品に通じる素晴らしさだと思いました。
それにしても、海外、とくにハリウッド映画はここのところさっぱりですね。
TVシリーズドラマ全盛期のあおりをもろにうけている気がします。
海外ドラマは相変わらず面白いものが多いですが、それはまた今度書きたいと思います。