にほんご練習帳

思ったことや感じたことを文章に表現する訓練のためやってます。できるだけ毎日続けようと思ってます。

大人になったら見えるもの

洗面所で顔を洗っていたとき。トイレ後の手洗いにきた次男が急に「ちょっと持ち上げてみて~」と頼んできた。脇を抱えてあげると「へえー洗面所の上の棚はこんな風になってたんだ」と言った。そうかそうかと今度は肩車をした。「わあーこんなところまで見える」と、鏡ごしに見えた顔は目がとてもきらきらしていた。


ぼくも子ども時代、父親に抱っこされると、当時「水屋」と呼ばれていた食器棚の上の方まで見えることに「大人はこんな景色を見てるんだな~」と羨ましくなったことがある。


また逆に、子どもたちがまだよちよち歩きで手をつないで歩いていたとき、道端の虫やちょっと珍しい色の石をすぐに発見するのを見て、彼らならではの視線では、世界はまた違って見えるんだろうなと気づかされたことがある。


大人になったからといって視野が広がるとは限らない。せっかく背が伸びたのだから、せめてスマホからは極力目を離して、好奇心をもってキョロキョロしていたいと思う。