にほんご練習帳

思ったことや感じたことを文章に表現する訓練のためやってます。できるだけ毎日続けようと思ってます。

「迷惑をかけない」という呪縛

子どもたちにはつい「人に迷惑をかけないように」と言ってしまうが、それはあまり良くないことのような気がしてきた。

 

将来生きていく上で、それは最優先に大事にしなければならないことではない。

 

自分が見る限り、すごい仕事を成し遂げる人は「人に迷惑をかけない」ことを気にしている風ではない。

 

もちろん犯罪とか人の嫌がることをするとかは論外だけど、「迷惑をかけない」ことを気にしていては、枠からはみ出すことができない。

 

次男はこだわりが強く、授業中にお絵描きをすることになっても、描きたいものが決まらないといつまでも描けない。適当に済ませることができない性格だ。

 

先生を困らせることにはなるが、でもそれでいいんじゃないかと思う。たとえば「好きなものを描く」というお題で、適当に好きでもないものを描くことに何の意味もないだろう。それなら「自分の好きなものは何か」をとことん考えたらいいんじゃないかと思う。

 

「迷惑をかけない」というのは聞こえはいいが、それがいつのまにか「人に合わせる」という意味になっていないか、親として気をつけていたいことである。

 

 

ハリルホジッチ監督の解任に思うこと

なんてタイトルをつけてみたのだが、実を言うと「思うこと」など何もない。

 

気づけばサッカーへの関心がずいぶん薄れている自分がいた。

代表監督解任のニュースを聞いて、「へえ」くらいにしか思わなかった自分が、なぜそんなに興味がなくなったのか、そこに関心が湧いたくらいだ。

 

自分のサッカー熱は、まさにニワカの典型なのだが、日韓ワールドカップのあたりが山である。あの頃はヨーロッパのリーグをよく見て、そこそこ選手にも詳しくなり、ウイイレなんかもしょっちゅうやっていた。

 

でも、その興味はJリーグにまではいかなかったし、どこか特定のチームのファンになる、ということもなかった。

 

そんな中でも西武ファンであることは変わらないわけで、そうするとやはり、自分の「関心キャパ」はどんどん西武のシェアが高まっていくことになる。

 

気づけば、今年で西武ファン歴は30数年、その熱は高まることはあっても下がらないままであり、サッカーはもう代表選手の名前すら知らない状態になってしまった。

 

やはり、スポーツは特定の応援対象がいないと、どこか熱が入らない。かといって無理に好きなチームをつくるのも無理である。

 

この先も西武一筋で生きていくのか、新たな出会いがあるのか。自分のファン人生に興味津々である。

 

本当の自分

会社では「怒らない穏やかな人」「きちんとした性格の人」と思われているらしい。女性社員からは男としても「下心のない、害のなさそうな人」と思われているようだ。

 

家ではちょっと違う。子どもにはよく叱るし、いろんなことがとにかくいい加減なので奥さんをイライラさせている。それから、仮にも結婚して子どもも二人いるわけだから、彼女に対しては「下心がない人」ではない。

 

仲の良い男友達には、自己中でなんでも遠慮なくハッキリ言うタイプと思われているだろう。女友達の前では....ちょっと自分ではよくわからないが、少なくとも前述したどのタイプともまた違った風に見えていると思う。

 

つまり相手によっていろんな自分がいる自覚があるわけだけど、それは意識して使い分けているのではない。

自然とそうなっているにすぎない。

 

いわばどれも「本当の自分」である。

 

なんだけど、一番自由を感じるのはやっぱり家族といるときと、男友達といるときかな。

 

そう考えると、ダメなところ、弱みを自然とさらけだせる相手というのは大切だと思う。

 

 

 

泣く人と泣かない人

次男はすぐに泣いてしまうが、長男は滅多に泣かない。

 

自分が子どもの頃も、少なくとも学校で泣いた記憶はないが、すぐに泣く子もいた。

 

会社でもたまに泣いてしまう人もいる。

 

たぶん世の中には「泣く人」と「泣かない人」がいる。

泣く人にとっては、泣きたくなるほど辛いんだろうし、その度合いは他人に推し量れるものじゃないけれど、たとえ同じ状況でも「泣かない人」は泣かないような気がする。

 

次男はこれから小学生になり、ある意味弱肉強食の世界に足を踏み入れていく。

弱みを見せると、そこにつけこんでなおさら虐めてくるようなタチの悪い人間にも出会うだろう。

 

できれば子どもたちには「泣かない人」であってほしい。泣いても何の解決にもならないし、むしろ状況が悪化することも多い。

 

「泣く人」が「泣かない人」になるにはどうすればよいのだろうか。親にできることはあるのか。あまり感情を抑えて我慢しすぎるのもよくない気がするし。悩ましい問題である。

 

 

入学式

次男が小学生になった。

少し緊張していたようだけど、落ち着いている風に見えた。

 

いいことも嫌なこともたくさんあるだろう。友だちができるに越したことはないが、できなくたってかまわない。そもそも本当に気があう人なんてそんなにいるものではない。

 

学校がすべてではないこと。外には自由で楽しい世界が広がっていること。それを教えてあげるのは学校の先生ではなくぼくら両親の責任だと思っている。

ライオンズ強し

ここではライオンズの話題は控えめにしていたのだけど、書かずにはいられない。

今年は強い。
まだたった5試合だけど、確実に強くなっていると感じる。


ただ打線が調子いいだけではない。
打てないときには脚を絡めて少ないチャンスで点をもぎとり、ピッチャーを中心に守り抜く。
そんな野球ができている。


あと心配なのは主力の故障。
特に勝てば勝つほど武隈・平井・増田の負担は大きくなってくるから、この3人は心配だ。


長いシーズン山あり谷ありだと思うけど、ライオンズが勝ってくれるとどんなに残業続きで疲れても心は晴れやかだ。
期待して見守っていきたい。

ハンドメイズ・テイルのリアリティ

Huluオリジナル作品はこれまで観たことがなかったのだけれど、アメリカでずいぶん高い評価を受けているらしいということと、アメリカが崩壊した架空の世界を描くという設定に興味を惹かれた。

週に1話ずつの配信だからまだシーズン1の途中なのだが、結構面白い。

生殖能力を持たない男女が増え、国家滅亡の危機を覚えた集団がクーデターを行い新国家「ギレアド共和国」を立ち上げる。子どもを産める女性を捉え、すべての人権を奪い「侍女」として高級官僚の男性にあてがう。反抗する人は男女問わず処刑されるという恐怖の世界である。


観ているうちに、まったくありえない世界ではないように思えてくる。


たとえば、日本で総理大臣が、自分の理想とする世界の実現のために自衛隊や警察を動かし国じゅうを支配したらどうなるか。抗議やデモを行うものは容赦なく処刑されるとしたら。武器をもたない国民は抵抗する術をもたない。米軍や国連だって介入できるとは限らない。


このドラマは、そんな何かちょっとした「一線」を越えるだけで、もしかしたらあっさり起こり得るかも、というリアリティにあふれている。ウォーキングデッドのようなホラー要素はないけれど、心の中がじんわり寒くなる恐怖を感じる。


でもこの話は不屈の主人公が悲劇に立ち向かう「希望」の物語でもあるようだ。
今後の展開に期待して観ていきたい。