にほんご練習帳

思ったことや感じたことを文章に表現する訓練のためやってます。できるだけ毎日続けようと思ってます。

みそ汁の位置

昨日は久しぶりに妻とケンカらしいケンカをした。

 

普段はあまり、少なくとも子どもの前ではケンカしないようにと思っているけれど、なんだかずいぶん揉めてしまった。

 

きっかけはケンミンshowだ。

関西ではみそ汁の位置が、ご飯の右ではなく上で、おかずが右、というのが一般的らしい。

 

実はぼくもそっち派だ。

もちろん「お作法」的にはご飯が左でみそ汁が右、とされていることは知っている。

でも頻繁に食べるのはおかずだから、そっちが近い方がよい。しかもみそ汁茶碗は持てるから、食べるときだけ手に持って口に近づければよい。ずっとそう思ってきたしそうしてきた。

 

だからテレビを見て、何気なく「やっぱりその方が食べやすいよな〜」なんて言ったのだが、それに妻がキレた。

曰く、あんたのそういうマナーを知らないところが嫌だ、私は毎日あんたがそうやって食べるのを見て気持ち悪いと思ってきた、それ以外にもあんたが普段からマナーとか風習をバカにしている態度が気にくわない、などなど。

 

もともと作法に厳しい家で育った妻からすると、その辺がゆるい家に生まれ、加えて一人暮らしが長く勝手気ままに食事をしてきたぼくは、マナーが最悪らしく、事あるごとに苦言を呈されてきた。

 

でもそれまでは、箸渡しで食べ物を取るのがダメとか、手を使わずに箸で皿を引き寄せるのは行儀が悪いとか、言われてみればそうかなと反省し、直してきたつもりだった。

 

でもみそ汁の位置については、なんでダメなのかがサッパリわからない。「そういうものだから」という以外の理由がないのだ。

だからぼくもイラっときた。「理由もないのに、なんでわざわざ食べにくい配置にしなきゃいけないのか。そんなの気にする必要ない」

 

そこからは泥沼だ。

おたがいあーでもないこーでもないの応酬。

 

気づけば長男が悲しそうな顔をしていたから、「もうやめよう」と言った。

妻の機嫌の悪さも、まあ時間とともにおさまってくるだろう。

 

ぼくはといえば、腹も立ったが、どちらかといえば「驚いた」という気持ちが強かった。

みそ汁の位置は、食べやすいに越したことはないが、一番の感情としてはハッキリ言って「どうでもいい」というのが正直なところだ。

だからそこまで不快に感じる人がいるとは想像もしたことがなかったのだ。

 

その後ググってみたら、みそ汁の位置問題はいろんな人が気にしているらしく、決して妻は少数派ではないようだ。

 

なんだか新たな発見をした気分だ。

 

たまには素直に謝ってみようかな。