イチローのマリナーズ復帰が発表された。
まさかまたイチローのあのユニフォーム姿を見られる日がくるとは想像していなかった。44歳のシーズンもメジャー契約が叶ったこともあわせて本当に感動したし、「すごい」という言葉すら陳腐に思えるくらいすごいことだと思う。誰かイチローのために新しい形容詞を発明してくれないだろうか。
いち野球ファンとして、イチローをリアルタイムで追い続けていられるのは本当に幸せだ。
大谷がどれくらいやってくれるかとても楽しみではあるけれど、メジャーリーグにおいても「伝説」と称されるほどの存在が出てくることはもうないかもしれない。
ここまで書いてふと思ったのだけど、この感動はやはりイチローが「日本人」であるからに他ならない。
もちろん他国の選手が同じことをしても「すごい」とは思うだろうが、感動には至らないと思える。
ふだんはあまり国籍を意識しないし、「日本」を押し付けられると違和感を覚えるけど、この感覚はなんだろう。
家族が家庭の外で、また学校のクラスメートが学外で活躍すると嬉しい。何らかの「同じコミュニティ」に属する誰かが、その外で何かを成し遂げると、「仲間意識」が刺激されるということかもしれない。
現にイチローが国内で前人未到の200安打を達成したときは、すごいと思ったけど感動した記憶はない。
自分のことながら、考え出すとなかなか面白い意識だな~と感じる。